「喫煙所は一つの社交場」。
そう言っていたのは、かつての大学の先生。
昨今、「禁煙」が盛んに言われる中で、
未だ年配の方で、タバコを吸っている人は多い。
手っ取り早く親しくなろうと思うなら、喫煙所でタバコ吸うこと。
喫煙所のほとんどは、狭いし、辺地にあるので、物静か。
そこで無言というのは寂しいため、だいたい向こうから話かけてくれる。
そうでなくとも、
「最近はタバコが吸える場所も少ないですねえ」、
なんて話かければ、相手は話に乗ってきてくれる。
心象が良いか悪いかで言えば、相手もタバコを吸ってるのだから、
気に触れることもないだろうし、上司との会話のきっかけとしては悪くないのでは。
…ということらしい。
まぁ、正しいか間違ってるかはともかくとしても、
上司との人間関係は、自分の出世するためには一番に優先しなくてはならないことだし、
そのためには、自分のポリシーやプライドなんかはゴミ箱に捨てて、
相手に合わせて行動することが、社会で生きていくためには大事なんではなかろうか。
タバコも、その処世術の一つとして活用しなさい、ということなのだろう。
そんなわけで今週も、俺は吸いたくもないタバコを買うわけである。