国語講師にありがちな書き出し | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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講師生活27年文系プロ家庭教師のブログです。

令和百人一首リレーの管理人です

く「暦のうえでは もう秋」


ぜったいにそうくると思った

文系脳梗塞講師マゴメです


今日8月8日は立秋だの

今日から暑中見舞いじゃなくて残暑見舞いだの

そういうネタは立派な講師に任せるとして


「任せるとして」


なぜ

そこまでして

「前のめり」なのか

想像してみたい


「いや、立秋は雲の様子がすでに秋っぽい」

という

「ごもっとも」

な意見はあえて無視していきたい


立秋が8月8日という夏真っ盛りなのは

立春が冬⛄ど真ん中なのと呼応しているわけで


半年違いなんだから

そりゃそうである

前のめりにもほどがある


立春や立秋の日にいきなり連れてこられて

「いまの季節はなんでしょう?」

と聞かれても

「お前ふざけてんの?」

でおしまいになりそう


しかしよくできている


今年は立春だけが暖かいなという年もないし

立秋だけは涼しいなという年もない


立秋も立春も気温とは

関係がなさそうだ


一方で

「暑さ寒さも彼岸まで」

という

「かなりの確率で正解」

のことわざもある


お彼岸は分かりますね、

春分の日と秋分の日の前後


気温と関係があるのは明らかにこっち


「だから何?」


春と秋に関しては


「しっかり宣言しておかないと

 うやむやになりかねない」


ということじゃないでしょうか


このへんの事情は

梅雨☔️に似ています


梅雨入り宣言しないと

「から梅雨」のときなんか困るし

梅雨明け宣言しないと

いつまでもダラダラと降ってたら困る

タイミングの問題


最近は

「秋」がなくなっているという説もあります


梅雨→夏→盛夏→残暑→

なんかまだ暑くね?→

まだ半袖でいけるな→

あ、急に肌寒いな、もう冬?


そんなわけで

秋が入るスキマがない!


行水の ゆきどころなし 虫の声


「いいよいいよ、流しちゃえよ、

 はい、ザバーっと」


秋が黙殺されています


そんなわけで

無理にでも、

春と秋は意識しないといけない


春は年度替わりで

まだ意識にものぼりやすいけど

秋はいまがんばらないとマズイ!?

なくなってしまう!


だったら早めに宣言しておいて

損はない

宣言することで

「さすが鋭い」

などと褒められる可能性すらある


そういうわけで

多少暑かろうが今日は「秋」!

よろしくお願いします


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