ヘルレンの概要です。

 

ヘルレン川・・・

皆様が辿るエリアはヘルレン最上流部、更に上流は約40km程度で複数の支流に分かれ、本流を判断しずらい状態になります。

道も山越えとなりますのでグーグルマップ上では途絶えています。

 

ヘルレン川は上記源流部から南に下った後、東に流れ、中国領フルン湖に注ぎ、アルグン川を経てアムール川に注ぎます。

季節により川は途絶えますが、降雨期はオホーツク海につながる大河です。

 

網走の流氷はアムール川の氷がやってくることで知られていますが、その氷の源は皆様が辿るヘルレン上流部にあります。

 

この地はチンギスハーンの故郷でもあり、聖地でもあります。

物質痕跡は何もありませんが、大きなドラマが展開された土地であり、英雄が眠っているとされる地です。

 

        ☆

 

河岸の広大なフィールド走行中・・

 

最上流部の橋を渡った向こう側・・

 

大スケールの丘のアップダウンにて・・

 

第六感が冴え渡れば・・・

 

かつてこの大地を自由に走り回ったモンゴル騎馬軍団が巻上げる土煙が蜃気楼のように湧き上がり、間を置いて馬の嘶きと轟く馬蹄の音を耳にするかもしれません。

 

当然ツーリスト向けのスポットは皆無、広大な土地と丘と遠くに山々が見えるのみです。

 

 

 

交通インフラが整っていない国こそ、バイクの旅が自由を送り届ける・・と考えております。

 

西欧諸国の二輪ツアーも過去に実施しました。

 

しかしそちらには二輪以外のたくさんの旅の手段があり、どの手段を選ぶかの自由があります。

 

面倒なナビも、大切な食事も、快適な宿も選択肢があり、自由がある。

 

この「自由」が大切だと思っております。

 

ブルガリアの道は幹線道路でも田舎道でも交通車両はまばらでストレスたまりません。

 

訳の分からないキリル文字は異国情緒を感じさせてくれるサイン。

 

大切な食事も同様、どのレストランでも東洋人であることの意識さえ忘れてしまう偏見度マイナス10以下!

 

しかしそこは紛れもない古い歴史を持つヨーロッパ、ローマ帝国以前からコーカソイド系人類が定住し行き交った民族の広大なハイウェイです。

 

ブルガリア・ツーリングのガイドサービスは日本人独占です。

 

TU250ボルティーは日本製250ccバイク。

 

フランスツーリングでは125ccの足付きベターなバイクでさえ、手配困難でしたので欧州にはこのクラスの商用バイクはここしかないでしょう。

 

メルヘンの世界であるヨーロッパの一国、ブルガリアは日本の皆様のお越しを心から歓待いたします!

それは、ガイド無しの旅でした。

当社ツアーはガイド同行が基本ですので自分自身予定外の行動‥‥‥

不安が湧いてくるか?と思いましたが走り始めれば、いつも通りでした。

ラオスの旅は何故かとても落ち着き、何が有ってもどうにかできる自信が満々でした。

なぜなのか探ってみましたが、良く分かりません。

ただ、何処へ行っても歓迎してくれるラオスの人々。

アジアの南国なれど落ち着いた雰囲気。

閑散とした交通状況。

そしていつ見ても心躍る、そそり立つカルストの山々に見守られながらの旅。

大好きな自由がラオスの道、村、町にあるからではないか?

だから何が起きてもどうにか出来る自信が湧いてきたのかもしれません。

それに加えて足が気軽なWAVEだった・・・

WAVEの旅は予想外の楽しみ(余裕)をお届けできると思います。

黒のライディングウェアでバッチリ決めた欧米辺りのBMWグループを二度三度見かけました。

おおっ、と注視してしまう貴公子的正統派ライダーの姿。

それに反してカジュアルで気軽なツーリングがWAVEです。

約60年前、ホンダがアメリカで展開し成功した『ナイセスト・ピープル・キャンペーン』を連想しました。

それ迄のバイクのイメージと対極的なイメージをバイクに植え付けたお話。

確か「良い人はホンダに乗る」ではなかったかと思います。

WAVEツーリング‥‥カルスト・マウンテン・トリップ