私が幼少時の住んだ羽越本線沿線の村(当時)では蒸気機関車がみられた。
羽越本線の電化開業は昭和47年10月だった。
往時小学4年生…
それ以前は「汽車の走る里」であった。
当時、学級でも「もう汽車はみられなくなるんだ」と話題になっており、
放課後には級友と最寄り駅へ集まり汽車見物をしたものでした。
蒸気機関車の発車シーンは迫力のドラマ。
猛々しく吹き上がる黒煙、勢いよく噴出される白い蒸気。
子供には大変興味深くいんしょうにのこるしーんでありました。
自宅付近を蒸気機関車列車が通過する際、
上り勾配となる上り列車が通過すると風向きによっては、
汽車の煙が自宅を覆いつくしなんともいえぬ石炭の芳香がしたものですが、
母は家や洗濯物が汚れるのを嫌い「早く此処も電車にならないかしら」と
訝しそうにしていました。
私は小遣いに恵まれていた子供であり、
よく独り内緒で汽車に乗り沿線へミニ旅行したものですが、
当時の「鉄道のニオイ」は強烈で、
とぼけて帰宅しても家の誰かに「あんた、今日汽車に乗らなかった??」と
ばれてしまうのでした。
画像は10月20-21日に奥羽本線 秋田-東能代で運転された「あきた路号」
懐かしさのあまり子供を連れ撮影に行ってしまいました。
汽車の汽笛の音、煙のニオイ、涙が出るほど懐かしさが込み上げます。
