今年4月入社の新入社員が入社して2週間で辞める、1か月たたないうちにやめる、ことが増えていて、それがニュースになっています。配属ガチャ(=希望先と違う)、宴会での違和感、が多い原因だそうです。
入社前に聞いていた話と入社後の実際とでは、
「話が違う」
と感じたことや、入社後に指示された仕事が、余りにも自分のやりたかったこととは違っていて精神的に限界だったとか、慣れない宴会で一発芸を強要され続けて大苦痛とか、色々ですね。
辞める理由に、いちいちなるほど、と思う事がほとんどです。
そういう場合は、やはり早期決断が良いと思いますし、ミスマッチングなまま仕事を続ければ、ストレス過大でメンタルもやられてしまい、治るのにかなり時間を要してしまいます。無理は禁物です。
また、最近は若者への求人数がかなり多いので、やめても次の仕事も昔よりも早く見つかる社会になり、よいことだと思います。転職サイトも充実していて、自分にあった仕事を早く見つけて、ストレス過多な仕事とはさっさと離れるのがよいですね。
この記事を見て、私の入社時のことを思い出しました。
入社直後から6か月間の新入社員研修のあと、実際に配属された部署は、自分の第1~第3希望に無い聞いたことのないマイナー部署でした。
研修時に希望通りの部署で仕事をしたかったためにかなり頑張りましたので、かなり凹みまして、
「いっそ辞めたろか。」
と何度も思いました。ふてくされて、配属された部署の仕事の受け入れ教育で、しっかり居眠りをして先輩から怒鳴られました。
でも、当時は不況からようやく回復し始めた状態で転職しにくくて、配属後、既に7か月目になっていて、転職先のあてもなく、すぐに退職する決断ができませんでした。
その後、社内自己申告制度で希望部署に異動したいと申告する方法があると知り、自己申告時に上司に言いました。
そうしたら、
「今、君がその部署に行っても、その部署の同期とは1年遅れになる。追いつくために君は同期よりも急いでその仕事を勉強しないといけない。昇進などに不利になるのではないか。」
と諭されて、躊躇してしまい、ずるずると希望外の部署で仕事の実績を積み上げる事にしました。
今から思うと、それは異動させたくない上司の方便でして、同期云々は関係ないのですが、何と言われようが「異動したい」と言い張ればよかったと思いますが、なかなかそこまで勇気がなかったです。
で、定年退職した後の今振り返ると、入社してやりたい事をずっとやれなかった悔いは残っています。ただ、経済的には安定した生活はできたので、自分の人生をどの角度で観るかで自己評価は様々になります。
それと、やりたいことを仕事にできている人って世の中にどれくらいいるのだろうか、割り切りが大切、とも思うようにしていました。
大事なのはこれからどう生きるかで、
「知足按分」
「吾唯足知」
の境地が、これからの人生を明るく過ごせるかな、と思っています。
「今の自分は満ち足りている事を知ることこそが、心の充足をもたらしてくれる。」
そんな意味でしょうか。
そういえば、こんな言葉も気に入っています。
「今日が一番若い日。今やりたいことを今楽しもう。」
やりたいことを先送りせずに今やる、でも自分の体力知力をちゃんと知ったうえで無理しないことが大切ですね。
ではでは。
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