陸上の選手のネックレスはただのお洒落ではないらしい。走っているときのネックレスのゆれやはずみで自分のフォームを確認するためにかけるというのだ。上半身が安定して走っていればネックレスは自ずとはずまない。前傾で走っていればネックレスの角度もその度合いに応じて変わる。
フォームはスポーツをやっている人であれば、基本中の基本。練習の様子をカメラでとって、その都度映像を確認して動きを修正したりもする。僕もバレーボールをやっていたときフォームには特に気を使っていた。プロの選手の動きをじっと見つめて観察する。それで、夜部屋の窓にうつる自分の姿をみながら何度も動きを調整していくのだ。当時はネックレスをかける意味もよくわからず、スポーツを観戦していたけれど、まさかフォームを整えるためだったとは知らなかった。
それにしても、ネックレスでフォームを確認すると言う方法はなかなか斬新だと思う。普通なら自分の姿を確認しながらフォームを変えて調整しようと思ってしまうところだが、よく考えるとネックレスの方法はそんな方法よりもはるかに頭がいい。なぜなら、ネックレスの動きは自分の動きよりも単純でなおかつ体を動かしてる最中にもその動きを確認できるからだ。
フォームの良し悪しはネックレスの動きに反映される。なんというか、この発想はすこしまわりみちをしているというか逆説的というかそんな印象をうける。でも、結果的には近道なのかもしれない。
自分のフォームを直接みることばかりに集中することでかえってまわりに鈍くなる。
昨日の記事にもあてはまることだと思う。
自分の立ち位置を決める、ポジショニングするならまずは周りのふるまいを観察することからはじめてみたら案外面白い。