簡単に言うと、図書館という場所を生活の場に選んだ猫と、
図書館を仕事場に選んだ女性のラブストーリーといった感じでしょうか。
筆者のヴィッキーは苦学生で、しかも最愛の兄を自殺で失うというショッキングな経験もしています。
(読むとほかにもいろいろあるのですが)
しかし友達にも恵まれ、なりよりもデューイ君という恵みをいただきます。
図書館の返却ボックスに入れられたデューイ君ですが、社交的で、みんなから好かれ、
ついには海外のテレビ局が取材におとずれるまでになります。
サクセスストーリーと考えると、これ以上ない成功でしょう。
ただ、それ以上に重要なのはスペンサーという町の
困ったときに協力を惜しまない風土であり、
ヴィッキーの変わらぬ愛情でしょう。
そのせいか、全体的に温かい話になっているように感じられます。