実写映画
「るろうに剣心・最終章」
最後の作品
「 - The Beginning - 」
原作は読んでいないので、
あくまでも映画好きとしての視点から
最終章での
緋村剣心という存在を
描きたくなったのです。
伝説の人斬りと云われながら
逆刃刀(さかばとう)を持ち
「不殺の誓(ころさずのちかい)」
を明言する彼の原点。
殺し屋というと、
リュック・ベッソン監督の作品
「レオン」が浮かぶ自分には、
殺し屋は眠らないという
認識があります。
剣心も同じように、
敷き布団で寝る事も無く
背中を壁や柱に寄せて
うつむいた姿を見かけます。
そんな剣心ですが、
雪代巴(ゆきしろともえ)
という女性と出逢う事で、
人前でも安心して身を任せて
眠りこける場面が出てきます。
いつ命を狙われるか判らない
そんな存在である彼が、
ゆったりと心から寛げる相手が
雪代巴。
実写映画では、
有村架純が演じていますね。
有村架純は、
個人的に好きな役者なので
この作品は
セリフを言えるくらい
何度も観ています。
この時、剣心が属していた
長州藩の先導者である桂小五郎に
幕府勢力から身を隠す為、
雪代巴と共に暮らす様に言われ
人里離れた のどかな場所で
田畑を耕しながら暮らし、
さらに距離を縮めていく関係へ。
しかし、
雪代巴 自身の想いといえば、
かつて夫となるはずだった男を
剣心に惨殺されたという
因縁があった事によって
恨みを晴らしたい一心で
剣心に近づいて来た。
けれど、
そんな想いを抱えた自分をも
守ると言ってくれた剣心に
「このままでは愛してしまう」と
揺れ動く気持ちが芽生えるワケで、
その想いを日誌に綴る彼女は
美しく儚げな表情を見せつつも、
芯のある気丈な女性だった。
剣心は、これまで
たくさんの人達を斬って来たけれど、
純粋な心根を持つ剣心は
それ以上の人々を救える人物であると
雪代巴は日誌に残している。
剣心の左頬の十字傷は、
雪代巴の夫になる男が付けた刀傷に
添えるように彼女が小刀で付けた傷だった。
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この絵を描いていた頃、
ちょうど近所に
白梅が咲いていた時期で、
むせ返るほどの白梅の薫りが
とても印象的だったのもあり、
目を伏せた剣心が、
切なく想う雪代巴への
痛みと苦しみ、悲哀、
雪代巴が身に着けていたという
白梅の薫りに包まれる
彼の心的世界を描いてみた。
着色する前の段階は
こちら。
↓
コピック・マルチライナーで
ひたすら描いていた
ペン画の状態。
昔、
漫画雑誌へ墨で描いた原稿を
投稿していた事もあってか、
モノクロで描く事が多く、
着色する事に抵抗する部分がある。
今回、
この絵を描いている時も
葛藤していた。
色を塗る事が
自分は好きじゃないのでは?
と。
かつて、
描くこと自体を否定されてから
全く描けなくなった時期を経て
様々な考えが浮かんでは
もがき悩みながらも
やめられない自分にも気づけた。
ありがとう。
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