「わたしはこの子を今ならいまなら100%愛せる。」 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


Cさんは37歳。
ぼくのところに来られて半年ほどになる。
来られる3ヶ月前に19週で流産をされていたのもあって、漢方をはじめられたんだよね。

その後、子宮腺筋症ということもあり、手術をされて無事に終わられたところだった。


体調はすごくいいんです。
ただ、お正月を前になんとなく、気持ちが落ち込んでしまって・・・

こないだの子宮腺筋症の手術までは、手術という目標があって、そこに向かってすすんでいる感じがありました。
無事に終わって安心した面もあるんですが、逆にこれからどうするか悩む気持ちもあって・・・

お正月に親戚と会う、会わないということも気になります。
小さいこどもたちを目にすると、どうしてもいろんなことを考えてしまいそうで。。。

家族の集まりを断るのにも、なんとなく悪いような気がして、
こないだそんな話になった時に、弟夫婦が一緒にいて、正月の集まりに行かないって言ったら、

「なんで?」

って言うんです。
そしたら、弟のお嫁さんが

「いいですよ、行かんでも」

って言ってくれて、なんだかホッとしました。
両親も気持ちをわかってくれるし、わたしいいひとに囲まれてるなぁって思うけど、やっぱり罪悪感を感じちゃうんですよね・・・



そっか、そっかー。
みんな今の時期は気になるし、それってすごく自然なことだからねー。
やっぱり赤ちゃんを待ってる時に、まわりの兄弟姉妹が小さい子どもを連れてると、どうしてもしんどい気持ちになる。
悪気はなくても、親戚のおじさん、おばさんのデリカシーのない言葉もあったりするし。


たくさんのひとの話を聞いてるけど、みんなそうだよ。
やっぱり盆、正月で親戚みんなが集まる時って、行きにくかったりする。
もちろん罪悪感もあるかもしれないけど、
Cさんだけじゃないから、無理することはなんてない。


気持ちが乗らないなら、ぼくは無理に行く必要はないと思うけどな。
特にCさん、今年いろいろあったじゃない?
流産があってからまだ半年だよ。
しんどかったり、つらかったりする気持ちがあるのって、あたりまえで自然のことだから。




流産のとき、切迫で入院してベッドの上でじっとしてました。
まわりにいるひとも切迫だったけど、もう早産とかの段階だったから、心の奥で

「いいなぁ。わたしの子は今産まれたらダメなんだよね・・・」

って言う気持ちがあって。
どうしても比べてしまってました。
十数週の段階だから産まれてしまったら、助からないから・・・
比べなくてもいいって思っても、どうしてもそんな気持ちが起きます。

流産してから、今までは仲良く会えてたひとに会えなくなったりもしました。
向こうに悪気はないのがわかってても、ぐいぐい来られるとしんどかったりするんです。

流産前の自分ではいられないように感じて。
いま、子宮腺筋症の手術が終わって、また妊活に踏み出すのが怖かったり、おっくうだったりする気持ちもあります。
わたしの気持ちももちろんだけど、流産のときに主人が落ち込んでまいっているのも知ってるから、ふたりの関係を、足並みもちゃんと揃えなきゃって思ったり。

不安や、焦りや、自責や。
いろんな気持ちがあります。


あの子が流れた時、19週でした。
破水して、どうするか決める3日間は地獄だった。
助けるかどうか、
がんばっても障害が残るかもしれない。
どうしよう、どうしようって。

最後に主治医の先生が、

「いままで一生懸命にがんばってきたけど、
もう実際のところ厳しいと思う。
このままがんばるか、あきらめるか明日までに決めてください。」

と言われました。
その言葉で、あきらめるって腹をくくれました。

このままがんばって、わからない状態でなんとか助けても、
もしも障害が残ったら、いつかどこかで

「産まなきゃよかった」

そう思うかもしれない自分もいるような気がして・・・

でも、
いまだったら、この子のことは絶対に責めない。
100%責めなくていい。

わたしはこの子を今ならいまなら100%愛せる。

わたしのことだけを責めればいい。

そう思ったんです。
だからわたしは、あきらめました。




聞きながら、お母さんってすごいな。

ぼくはそう思った。
自分の子を責める気持ちが生まれるよりも、
自分のことを責めることを選ぶんだ。


Cさん、
「あんまり母親って実感はないんですけど・・・」

って言われるけど、おなかに命が宿って、そこまで思って選んで。
立派なお母さんだと思う。

火葬した時に小さかったけど骨が残ったんだって。
名前も太陽のような子に、と思ってつけた名前も教えてもらった。
すてきな名前だ。


よくね。
赤ちゃんって全部知っててやって来るって言う。
本当にそうだと思う。

Cさんの選んだことを、責めることはないから。
だから、自分のことも責めなくていいんだと思うんだよね。


なかなか言えない気持ちってある。
命の選択したことがあったら、余計だ。
流産しても、どうしても責めてしまう。

でも、責めなくていいんだよ。
もしも、いま流産した直後だったり、そんな経験があったりしたら、
こちらも読んでみてね。
↓  ↓  ↓
「流産について。」



これから、年末年始。
普段会わないひとと会う機会も多い。

いろんなことを感じたり、
時には、うらやましいっていう気持ちや、
悲しい、辛い、くやしい、あるいは罪悪感もあるかもしれない。


でもねー。
無理に抑え込まなくてもいいからねー。

そう感じているのは事実なんだし。
ひとりだけじゃないからね。
前向きに無理やりしなくてもいいと思うんだな、ぼくは。

だってねー。
たくさんのひとの話を聞いてて思うもん。
そんなふうに感じることそのものが、とても自然な気持ちだということを。
人と比べなくていいってわかってても、
比べちゃうのが人間だもん。


あ、どこかで聞いたことあるような終わり方になっちゃったけど。
でも、感じる事実まで否定しなくていいと思うんだよね。^^



(Cさん体験談を紹介させていただいて、ありがとう〜!)

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