後悔の対象が何なのか？
その謎の沼にハマってしまい私は抜け出せずにいた
優しくできなかった時期があること
愛情を注げなかった時期があること
に後悔しているのは間違いないと思ったが……
後悔している＝旦那を好きor 愛してる
と、本来なら、なりそうな気がするのだが
そうはならない自分、なっていない自分
そこに矛盾が生じ、違和感が拭えなかった
大キライが巨大すぎて
本心？（スキor愛してる）が見えていないのか？
……イヤ、違う。スキと思える要素が
どこにも見当たらないのだから愛してるなんて
とても思えない
裏切られたのにスキとか愛してるとか
しゃくだから？
悔しいから？
意図的にキライと思おうとしてる？
……そんな損得勘定は
残念ながら
心の中にかすりもしない、本心で
だとしたら……
旦那に対しての後悔ではない？
……そうかもしれない
じゃ、何に対して？
……
……
結婚？
……近づいてる気がするけど、まだ違う
結婚生活？
……うんうん
夫婦？
……多分
夫婦としての在り方？
……それだ！間違いない
夫婦としての在り方に
自分が努力をしなかったことに対してだ
……要するに、後悔の対象は
旦那にではなく
自分と自分の行動に対して
後悔しているんだ
ハマった謎の深みからは
抜け出せたものの
今度は
自分が旦那のように
自分勝手な人間に思え仕方なかった
普通の人が同じ状況なら
旦那への愛＝後悔
となるであろうところが
私の場合
自分＝後悔
なのだ
ということは
結局のところ、私もまた、旦那のように
自分が1番大切なのだろうか？
夫婦は鏡……
似た者夫婦……
だから、不倫された……
次々と頭の中の声がし
限界だったのか
思考が停止し
洗面所の床に崩れるように
座り込んで動けなくなってしまった
ボーっと放心状態で座り込んでいると
これまで私が見聞きした
配偶者の不貞で苦しんだ沢山の人達の
初期の様子が思い浮かんだ
どの人達も、配偶者のコトを
愛しているからこそ
怒っていたり、泣き叫んでいたり
何も言えなくなったり
見て見ぬふりをしたり
怖がっていたりしていた
だが、今この瞬間の私はどうだろうか？
愛してるどころか
スキとも、思えないのに離婚を選べない
離婚する時＝私がどうでもいいと思えたとき
コレは
私の中で絶対に揺るがないと自信があったが
どうでもいいと思えていない
その理由は
前に進む活力が湧き上がってこないという
理由だけではないのではないだろうか
いまだに
思い描いていた夫婦の在り方に
反した自分の行動に対して
後悔している
この状況を
結婚や夫婦に
執着していると言わずして
何と説明できるだろうか？
……
……
他に答えが見当たらない……図星だから？
そう考えると、やはり私は
自分の事が異常だと思えた
……この感覚
他の人の感覚と違う
自分が異常だと感じる感覚は
決してこの時が、初めてではなかった
幼少期から感じてきたコトだから
今更、驚きはしなかったが
誰にも理解されないコトだとすぐに悟った
つまり、私は私の中でケリをつけるしかないコト
異常だと感じる部分は
誰にも言ってはいけないコトなんだと……