今日は、先日読んだ著書[Think clearly ロルフ・ドベリー]の中で最も印象に残っている部分を紹介します。
Q.飛行機が「予定ルート」を飛んでいる割合はどれくらいだと思いますか?
飛行時間の90%?80%?それとも70%?
正解はなんと「ゼロパーセント」だそうです。
絶えず上空の気流の流れや抵抗にあい、飛行ルートから外れています。
ではどのようにして目的地へと向かっているのか。
それは、飛行機の補助翼を動かす自動操縦装置が、毎秒何回も予定位置と現在位置とのずれを感知し、絶えず修正し続けているのです。
これは私たちの人生にも当てはまります。
さて、ここでもう一度質問です。
Q.あなたの人生は最初に立てた計画通りに進んでいますか?
この質問にYesと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
相手の急な予定変更、人間関係の変化、予期せぬ災害に、
私たちは絶えず修正を余儀なくされているのです。
ものごとがすべて「計画通り」に進むことなどありません。
それなのに私たちはなぜ、何かを修正したり見直したりすることに、
こんなにも「抵抗」があるのでしょうか。
それは、どんな些細な修正も
「計画が間違っていたことの証拠」のように感じてしまうからです。
計画は失敗だったと落ち込み、自分は無能な人間だと感じてしまうのです。
今日から考え方を少し変えてみましょう。
「完璧な計画を立てること」ではなく、
「状況に合わせて何度でも計画に変更を加えること」が大切です。
計画そのものに価値はない。
計画し続けることに意味があるのだ。
これは米軍の司令官で、
後に大統領にもなったドワイト・アイゼンハワーの言葉です。
当初の計画に固執することなく、柔軟な姿勢で修正を繰り返し、
より良い未来をつくっていきましょう。