飛行機で脱出する映画を観た翌日に飛行機事故の現場を
訪れに行くというのも我ながらワケが分らない。

映画『クライマーズ・ハイ』公式サイト

『クライマーズ・ハイ』を観て、勝手に堺雅人に親近感を
覚えた自分には、上野村の御巣鷹山の日航機墜落現場には
いつか行くべき場所、という脅迫観念(?)があった。
それを今日果たして来た。
親があの山に行ってみたい、と、この頃よく言っていたしね。
国道462号と国道299号は運転技術が人並みだと自覚してれば
別にどうという事もない道。
上野村で県道に折れて、上野ダムの傍を通るトンネルを
抜けるまでも特に慎重に走る必要は無い。
トンネルを抜けてダム湖とお別れしてからは道幅が狭くなり
路上に落石が散らばってたりして、それなりに気を使う。
車が10台ほど停められる終点の駐車場で降り、山を登った。
登山道が整備されていて、ジョギングシューズで難なく登れる。
今日は良く晴れて、絶好の山登りと紅葉見物の日和だった。
日本史の教科書に載る大事故の現場という事を抜きにしても
登って感銘を覚えるのを保証する。

しかし、上野ダムが揚水式水力発電ダムだとは知らなかった。
つーことは、原子力発電所のお供をする設備なワケだ。
上野村はジャンボジェット機と原発という、巨大テクノロジーの
事故と接点のある山奥の村、というヘンな特徴を持つのだな。