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今回は、『しま模様が美しい「キジトラ・茶トラ・サバトラ」の特徴と見分け方』についてです。
≪以下転載≫
しま模様が美しい「キジトラ・茶トラ・サバトラ」の特徴と見分け方
2020/9/26(土) 22:05配信 ねこのきもちWeb編集室
毛柄のしま模様が、魚のサバ(マッカレル)に似ていることから、「マッカレルタビー」とも呼ばれるトラ柄の猫たち。主に「キジトラ」「茶トラ」「サバトラ」の3種類がありますが、違うのは毛色だけではないのです!今回は、それぞれの特徴や性格などをご紹介します。
★①キジトラ:全身に黒と茶のしま模様
毛柄は茶色をベースとし、背骨に沿って黒の太いライン、そこから左右対称にしま模様が入ります。目元や足は模様が濃く出やすく、しっぽは先端に向けて濃く、黒くなる傾向が。また、ほかのトラ柄の猫と比べ、目や口のまわりの毛は色が薄く、白っぽくなりやすいといわれています。キジトラは「慎重で警戒心が強い」性格が多いといわれますが、飼い主さんには「甘えん坊」になりやすいよう。
飼い猫の中でもっとも野生の猫に近い
キジトラは、毛柄を作る遺伝子の構成が野生の猫とほぼ同じで、すべての飼い猫の起源といわれる「リビアヤマネコ」にもっとも近いことがわかっています。また、日本の猫にとくに多い毛柄でもあります。鳥のキジ(メス)の色柄に似ていることから、日本では「キジトラ」と呼ばれるようになりました。
★②茶トラ:全身にオレンジのしま模様
毛の地色はオレンジで、そこにさらに濃いオレンジのしま模様が入ります。模様は基本的に、キジトラと同じしま模様(マッカレルタビー)です。お腹は全体的に薄いオレンジであることが多く、しっぽにもしま模様が入りますが、先端の色は薄くなる傾向が。性格は「甘えん坊」「欲求にストレート」など、オス猫的な特徴をもつことが多いようです。
キジトラ柄に、オレンジの毛色の遺伝子が働いて……
キジトラ柄に「オレンジ色の毛色を作る遺伝子」が働くと、茶トラになります。そのため、毛色はオレンジがかった明るい茶色、模様はキジトラと同様のしま模様に。また、遺伝的に茶トラには、オスのほうが多いことがわかっています。そのため、茶トラは「大きい」という印象がある方も多いかもしれません。
★③サバトラ:シルバーに黒のしま模様
サバトラは、シルバーの地に黒いしま模様が入りますが、模様の濃淡には個体差が。鼻の色は、赤みを帯びた茶色をベースに、それを取り囲むような黒い縁取りがあることが多いよう。遺伝的に、猫の祖先であるリビアヤマネコにも洋猫にも似ており、「野性的で慎重」かつ「活発」な性格になることが多いといわれています。
洋猫の遺伝子を引き継ぎ、野生にも近いサバトラ
戦後に洋猫との交配によって生まれたのが起源だといわれ、もともと日本では数が少なめなサバトラ。「毛色をシルバーにする遺伝子」が働き、毛色と柄が魚のサバに似ているため、日本では「サバトラ」と呼ばれるようになったとか。
★こんな毛柄もトラ柄です!大きなカテゴリーでとらえよう
猫の毛柄は多様であり、「部分的にはトラ柄」だけれど、「少し違う部分」があるために、その猫がトラ柄かどうか迷うこともあるでしょう。例えば、「白い部分がある」「模様が途中から斑点状になる」「全体的に薄い」など。それらも含め、トラ柄にカテゴライズされます。部分的に白が入ったトラ柄は「キジ白」「茶トラ白」「サバ白」、色が薄めなトラ柄は「薄キジトラ」「薄茶トラ」「薄サバトラ」などと呼ばれることも。また、斑点状の柄は「スポテッド」と呼ばれています。
猫の毛柄はバリエーションが多いため、柄の判別をするときは、その猫の特徴をよく観察し、大きなカテゴリーでとらえるのがおすすめです!
参考/「ねこのきもち」セレクション『KEGARA図鑑』
文/いけてぃん
ねこのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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