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今回は、『猫が低い声でうなりながら寝ている…注意すべき猫の寝方』についてです。
≪以下転載≫
猫が低い声でうなりながら寝ている…注意すべき猫の寝方
2020/9/22(火) 9:30配信 ねこのきもちWeb編集室
愛猫がぐっすり熟睡している姿を見ると、飼い主さんも嬉しい気持ちになりますよね。ゆっくり寝ていてくれたら嬉しいけれど、なかには「ときどき心配になってしまう寝方をしている」と不安な飼い主さんもいるようです。この記事では、熟睡しているときの猫の寝方や注意すべき猫の寝方について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
★猫が熟睡しているとき、浅い眠りのときの見分け方
――猫は熟睡しているとき、どのような寝方をしているのでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「それについては、まず猫の睡眠サイクルについて知る必要があります。ヒトの睡眠では、『レム睡眠(体は寝ているが脳は起きており、このときに夢を見る)』と『ノンレム睡眠(脳も体も寝ている状態で、このときは夢は見ない)』を繰り返していると言われていますが、じつは猫にもこの睡眠サイクルがあるということがわかってきています」
――猫も人と同じ睡眠サイクルで寝ているのですね!
獣医師:
「猫は少し熟睡すると、すぐに30~60分ほどのレム睡眠をしています。つまり、よく寝ているように見えても、じつは浅い眠りであることが多いのです」
猫が熟睡しているときの眠り方
――熟睡できている間は、ゆっくり寝かせてあげたいですね。熟睡しているときの猫の寝方はどのような感じですか?
獣医師:
「猫が熟睡をするのは、ノンレム睡眠のときです。猫が熟睡しているときには……
・呼んでも反応せずに起きない
・横になって力が抜けた感じで寝ている
などの様子が見られます」
猫の眠りが浅いときの見分け方
――眠りが浅いときはどうでしょうか?
獣医師:
「眠りが浅いのはレム睡眠時で、このとき寝ぼけているような猫の様子を見ることができるでしょう。たとえば……
・寝言を言う
・ひげがピクピクしている
・前足をふみふみする
などの行動を見せることがあります。ちなみに、『猫が夢を見るかどうか? 』については、現在の科学ではわからないのが現状ですが、もし猫が夢を見ているとすると浅い眠りであるレム睡眠時ですね」
★寝ているときに猫が唸っていた…大丈夫? 注意すべき猫の寝方は
――寝ているときに、猫が低い声で唸ったりするようなシーンを見かけて、心配になった飼い主さんもいると聞きます。これは寝言のような感じなのでしょうか…?
獣医師:
「単発的でしたら問題ないでしょう。しかし、たまにてんかんの前兆として唸る猫がいます。唸ったあとに四肢をつっぱったり、ガタガタ震えだしたりした場合は、てんかん等の病気が疑われます。病気の場合、頻度はさまざまですが、あとで同じようなことが繰り返し起こります」
――もし唸る頻度が多いようだったら、てんかんなどの病気のサインの場合もあるのですね。ほかに、注意したい寝方などはありますか?
獣医師:
「たとえば、部屋の隅などに隠れて出てこないでずっと寝ているようであれば、体調不良を隠しながら回復を待っているかもしれません。気持ちよさそうに眠ってくれていたらいいですが、場合によっては体調が悪くて眠っていることもあります。もしなにか愛猫に異常を感じたら、動物病院を受診するようにしましょう」
ふだんの猫の寝方を見ても、体調の異変に気づけることもあるようです。飼い主さんは日頃から愛猫のことをよく観察してあげるようにしてくださいね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/柴田おまめ
ねこのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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