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今回は、『犬は「あっ!飼い主さんだ!」と他人と飼い主をどうやって判別している?ポイント2つ』についてです。
≪以下転載≫
犬は「あっ!飼い主さんだ!」と他人と飼い主をどうやって判別している?ポイント2つ
2020/9/8(火) 11:35配信 いぬのきもちWeb編集室
離れているところにいても、飼い主さんのことを見つけて愛犬が走ってきた…という体験をしたことのある飼い主さんも多いはず。では、犬はどうやって「あれが飼い主さんだ!」と気づくのでしょうか。顔を見て、一瞬で判断できるのでしょうか?
今回は、犬が飼い主さんのことをどのようにして認識しているのかについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました。
★犬は飼い主さんのことをどのように認識している?
――犬は飼い主さんが離れたところにいても、すぐに気づくこともありますよね。どのようにして飼い主さんのことを認識しているのでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬は人間の感覚器官の性能と比べると聴覚、嗅覚が優れていて、視覚は劣っているということはわかっています。そのため、やはり犬にとって飼い主さんの判別は、音とニオイで行われるのではないかと推察されます」
――なるほど! 音というと、たとえば飼い主さんの足音とかも犬には聞き分けられるのでしょうか?
獣医師:
「そうですね。足音といっても歩くリズムや、キーホルダーやバッグなどの特徴的な持ち物の発する音も、飼い主さんを判別する材料かもしれません」
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――ニオイだと、飼い主さんの体のニオイですよね。
獣医師:
「体臭だけでなく、柔軟剤や香水などのさまざまな情報を本能的に分析しているのではないかと思われますね。
慣れ親しんだ飼い主さんのニオイのしみついたセーター類や毛布などは、犬の不安定な精神を落ち着かせるために大変な効果を発揮することもあります。
犬にとって飼い主さんにニオイは、ひときわ重要な役割を持っているのかもしれません」
★犬の視覚、聴覚、嗅覚についての雑学・豆知識
犬が人のことを見分けるのは、音とニオイが重要だとわかりました。ここからは、視覚、聴覚、嗅覚についてもう少し深堀りしてみましょう!
★豆知識1:犬には飼い主さんがシルエットのように見えている!?
先述のとおり、犬はもともと視力が悪く色を見分けることも苦手で、飼い主さんのこともシルエットのような全体像で見分けると言われています。
視力が平均して0.2~0.3程度で、焦点を合わせる能力が弱く視界がぼやけて見えています。すりガラスを通したような画像のように見えているので、細かい顔のパーツまでは見るのが難しいでしょう。
豆知識2:声が大きい・低い人、ニオイがきつい人のことを、犬は苦手な傾向が
聴覚と嗅覚についてもう少し深堀りしてみます。聴覚が優れている犬にとって、声が大きい人、声が低い人は、とても鮮明に聞こえてしまうために苦手かもしれません。少し高めの優しい声で名前を呼んであげたら、きっと喜んでくれるでしょう。
また、ニオイのきつい香水やハンドクリームなどをつけていると犬は警戒してしまうかもしれないので、注意してくださいね。
犬には飼い主さんのことがシルエットのような全体像で見えてるとは……驚きですよね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami
いぬのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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