原作を知ればパチンコがもっと楽しくなります。
まだの方は、先に ジャギ(1/3)
を先に読む事をオススメします。
アキを保護したケンシロウ、ようやく南のオアシスに到着します。しかしそこはその名からは想像できないほど閑散としており、まったく人影が見当たりません。そんななか、異常な殺気を放つ一角に到着します。
壁を壊すとそこにいたのは…
ボウガンを構えたひとりの少年でした。
な…なんだこの殺気! 子どものものではない どうしてこれほど!?
ケンシロウすら驚くほどの殺気を放つ少年。その疑問はすぐに解けました。
「よ…よくも弟を…ア…アキを殺したなあ!!」
「おまえなんか人間じゃない! ア…アキを アキをかえせーっ!!」
この叫びはプレミアで当然でしょう。
そうか…この子の兄か…
かつてのおれの甘さがこの幼い兄弟に悲劇をもたらしてしまったのか!!
幼い兄弟の悲劇を目の当たりにしたケンシロウは、「ジャギはかならずやおまえに災いをもたらすであろう…」 かつて父リュウケンが放った言葉を思い出すのでした…
それはまだケンシロウが伝承者になる前のこと、
兄と弟は父リュウケンの眼前で組手を行っていました。
交差する瞬間に含み針を放つジャギ。
「北斗千手殺!!」視界を奪われた弟を容赦なく襲う拳。
高らかに勝利をうたいあげるジャギでしたが、
弟は最初のすれ違いざま、秘孔に寸分違わず拳を放っていました。
弟を見習えとの言葉にうなずくことなどできぬ兄は、
捨てゼリフと憎しみだけを残してその場を後にしたのでした。
ジャギの回想疑似連は最後まで行ったことないや…
「おまえの怒りはおれにもわかる!!」
アキの体を静かに横たえると、ケンシロウはボウガンの前に両腕を広げました。
「うて!! うつがいい」
ケンシロウに脅された気圧されたマコはついボウガンを放ってしまいます。
胸板に直撃する一本の矢。ケンシロウはそれを引きぬくとマコにこう伝えるのでした。
「この痛み……必ずあの男に届けてやろう」
自分と、幼い兄弟の怒りを抱いたケンシロウ。ついにジャギの元へとたどり着きます。
「場所を選べ! そこがきさまの死に場所だ!!」
ジャギ(3/3)
へ続きます…