8ビートと16ビートの違いや、四つ打ちと裏打ちなどのドラムパターン -2ページ目

8ビートと16ビートの違いや、四つ打ちと裏打ちなどのドラムパターン

ビートのパターンとして8ビートや16ビートなどがありますが、それらの違いは何なのか、また、四つ打ちや裏打ちなどのドラムパターンとは何なのかを分かりやすく解説します!!

4ビートというのは、一小節間にハイハットを四分音符で四回たたくビートパターンの事です。
4ビートの場合も、8ビートや16ビートと同じく、バスドラムは一拍目と三拍目、スネアは二拍目と四拍目に叩くのが基本の状態です。

ただし、4ビートと言う場合、多くはシャッフルビートの事を指しています。
シャッフルビートというのは、「シャッフル」というリズムでハイハットを叩くビートパターンの事です。

「シャッフル」というのは、三連符の真ん中の音符を抜いたリズムの事を意味していて、「チッチチッチ」というリズムの事です。
シャッフルビートでは、ハイハットをシャッフルの「チッチチッチ」というリズムで叩きます。
シャッフルビートにおいても、バスドラムは4ビートの時と同じく一拍目と三拍目、スネアは二拍目と四拍目で叩くのが基本のビートパターンです。

バスドラムとスネアもシャッフル

シャッフルビートでは、ハイハット(Hi-Hat)だけではなく、ドラムセットの各打楽器を叩く際のリズムも三連符で叩きます。
つまり、四分音符を三等分した音符である三連符のリズムだけを用いて、八分音符や十六分音符などの音符を使ったリズムは基本的に用いません。

ですので、スネアやバスドラムなどの叩く際にも、三連符のリズムで叩きます。
バスドラムは「ドッド」といったシャッフルのリズムで叩いたり、スネアは「タッタ」といったリズムで叩きます。

また、ハイハットの代わりにライドシンバルを叩く際にも、シャッフルのリズムで叩くので、「チーンチ、チーンチ」といったリズムで、少し残響音が長くなるようなリズムで叩くことになります。
シャッフルのリズムは、ブルースやJazzというジャンルの音楽で用いられるリズムという事もあり、シャッフルビートもブルースやJazzで主に用いられるビートパターンになります。

ドラムのビートパターンは「四分の四拍子」で作られていて、8ビートや16ビートという名称は、「四分の四拍子」において、一小節間にハイハットを何回叩いたかによって付けられています。

8ビートの場合は、ハイハットを8回叩き、16ビートの場合、ハイハットを16回叩きます。
「四分の四拍子」では、四分音符が拍となります。
つまり、一小節間において、四分音符であれば、四回という事になり、ハイハットを八回叩く場合、ハイハットを8分音符で叩くという事になります。
同じように、16分音符では、ハイハットを16回叩くことになります。

要するに、8ビートと16ビートの違いは、一小節間におけるハイハットの叩く回数という事です。
※もちろん、8ビートであっても、ハイハットをずっと八分音符で叩くわけではなく、一小節間の中の一か所だけ4分音符や16分音符でハイハットを叩いたりするパターンもあります。

バスドラムとスネアの叩く箇所

8ビートと16ビート、また、4ビートやダンスビートの基本的なビートの状態では、バスドラムとスネアを叩く箇所は同じです。
「バスドラム」というのは、ドラムセットの真ん中に設置してある大きな太鼓の打楽器の事です。
「スネア」というのは、バスドラムの 横に設置してある、そこが少し薄めな太鼓の打楽器の事です。

8ビートと16ビート、また、4ビートやダンスビートの基本的なビートの状態では、バスドラムは一拍目と三拍目に叩き、スネアは二拍目と四拍目に叩きます。

バスドラムはペダルを踏んで、スネアとハイハットはスティックで叩く

バスドラムは、床に設置されていて、バスドラムの手前に設置してあるペダルを踏むことで叩きます。
スネアとハイハットは、両手に持っているスティックを使って叩きます。

バスドラムはドラムセットの中で最も低い音となっていて、スネアは中音域になっています。
ハイハットは、ライドシンバルよりは低い音域ですが、シンバル類と同じくらいの音域になっています。

具体的な8ビートと16ビートの叩き方や、ビートパターンについては、ドラムのビートパターン(8ビート・16ビート・四つ打ち・ダンスビート)を解説しているサイトを参照してください。

バンドを結成してドラムを担当する事になった人や、DTMを始めたばかりの初心者の人などが、ドラムのビートパターンを覚える時に、まず知らなくてはいけない事は、ドラムのビートパターンは、「四分の四拍子」で作られているという事です。

ドラムのビートパターンには、8ビートや16ビート、シャッフルビート、ダンスビートなどの四つ打ち系のビートというように、様々なビートパターンがありますが、それら全てが「四分の四拍子」で作られています。

「四分の四拍子」というのは、四分音符を拍として、一小節間に拍(四分音符)が四つの拍子の事です。
拍子には、三拍子や二拍子もありますが、ドラムのビートは、全て「四分の四拍子」で作られます。

最も基本的な状態を覚える

ドラムを始めたばかりの人、または、DTMを始めたばかりで、ドラムについてあまり知識がない初心者の人は、ドラムパターンについて学習する際に、各ビートの最も基本的な状態と言うものを覚えると良いと思います。

また、それに合わせて、ドラムセットの各楽器の名称も覚えるようにすると、ドラムのビートパターンがどうった構成になって作られているのかが理解できるようになります。

ドラムの各打楽器の名称を覚える

ドラムセットで使われる打楽器の名称は以下のようになります。

  1. バスドラム(BassDrum)
  2. スネア(Snare)
  3. ハイハット(Hi-Hat)
  4. タムタム(Tom-Tom)
  5. フロアタム(FloorTam)
  6. ライドシンバル(Ride Cynbal)
  7. クラッシュシンバル(Rade Cynbal)

この画像のドラムセットは、基本的なドラムセットのパターンで、このほかにも、チャイナシンバル(China Cynbal)や、スプラッシュ(Splush)というシンバルを取り付けたり、ロータムというタムタムの低いバージョンのやつを付けたりたりもします。

ただ、基本的に、ドラムセットはこのセットである事が多いので、まずは、これらの打楽器の名称を覚えましょう。