人物
村井高志(43)会社員
村井百合(38)高志の妻
○寝室
飛び起きる村井高志(43)目覚まし時計を見る。
高志「遅刻だ!役員会議に間に合わん」
○駐車場
車に飛び乗り、家を出る高志。
○道路
唸るエンジン音、通過する高志の車。
○車内
腕時計を見る高志。
高志「間に合ってくれ!」
信号赤で舌打ち、ブレーキを踏む。
高志「えっ・・・うそだろ?なんでっ!!」
ブレーキを必死で踏む。
狼狽する高志の顔、汗。
赤信号、通過。
横断中の女が悲鳴。
高志「たのむ!止まってくれ!!」
前方、行き止まり、民家が迫る。
高志M「(このままだと激突してしまう!俺は死ぬのか)」
50メートル
10メートル
高志「死にたくね~~っ!!!」
○寝室
村井百合(38)が掃除機を持って来る。
百合「高志!いつまで寝てんのよ!」
布団をめくる百合、高志が寝ぼけ、わめいている。
目を開ける高志、百合の顔。
高志「助けて・・・・・・あ百合」
百合「今日は朝から、掃除するって言ってただろ!」
高志M「(ヤバい、鬼嫁に角が生えている)」
高志「に、日曜日くらいゆっくり寝かせてくれても・・・・・・」
耳に手を沿え、聞こえなかったふりをする百合。
百合「日曜日になんだって?」
高志「えっと、日曜日くらい掃除しないと、な」
掃除機を渡す百合、受け取る高志。
百合「じゃ、お願いね(微笑む)」
高志N「(俺はこの笑顔に騙されて結婚した)」
X X X
掃除機の吸引音、だるそうに掃除する高志。
高志「ったく、俺には休日ってのがねえのかよ」
部屋の外で笑い声。
○リビング
ソファーで脚を組み、スマホで話している百合。
百合「え、家のダンナ?ダメダメ、犬だよ犬(嘲笑)」
○寝室
ドアを少し開け百合を見ている高志。
高志「ば、バカにしやがって・・・・・・」
掃除機を床に叩きつける高志。
高志「今日こそ言ってやる!今日こそ・・・・・・」
○リビング
百合の前に立つ高志。
高志「お、おおお俺は、おまえの犬なんかじゃねぇ!」
百合のスマホを奪い投げ捨てる高志。
スマホ、カーリングのようにすべり、壁に激突。
百合「てめぇ!なにすんだよ!!」
胸座をつかまれる高志。
高志N「(結婚生活で大切な事は、パートナーの過去を決して忘れてはならない事である。例えば妻が元柔道部の国体選手だったことも)」
百合「うんりぁあああああ~~~~っ!!!」
巴投げ有効、床に落下する高志。
カーリングのように床をすべる高志。
迫る壁。
5メートル
1メートル
激突!うめき声。
X X X
高志の前に百合の顔。
百合「なんか言ってみろよ」
高志「ワン!」
END
最後まで読んでいただき、感謝します。
応援ポチお願いします。
↓
![]()
にほんブログ村 ****************
