俺はもう誰も幸せにできないのか。
何かを選んで、何かを捨てて、それでも進んできたというのは錯覚か。

結局はただ、1人になっただけなのか。
これまでだって誰かを幸せになんてできたことはないのかもしれない。

なにをしてるんだ一体。
なんで止まってるんだこんなところで。
なんのためにこうなったと思ってるんだ。

前後左右どこにも、もう誰も、いなくなってしまったような虚無感。



完全な期末モードに入る前にバタバタっと案件が降ってきて、気づけば2月は土日ほぼ総出勤。

友達とすらほぼ会えずに月末を迎えてる。
隙間のない時間が今は有難くて、とりあえず前に前に仕事を進めてる。
どこか上の空な自分を騙しながら。

立ち止まってる自分とは別に、実は別の方向を向いて歩き出してるのかもなぁなんて、寂しい気持ちを抱えながらもどうしていいかわからなくて、家に帰ってはすぐに寝るを繰り返してたら、ふと親にご飯に誘われた。

今度は父親も一緒にどう?だって。
ちょっと笑ってしまった。なんで今なんだろう。
食事に誘われるなんて、今まで一回もなかったのに。
もう少し早ければ少しは気持ちを軽くさせたげる材料になったのかな。それとも思わせぶりでもっとグルグルさせちゃってたかな。

自分ばっかり立ち止まって考えてるのも、違うのかな。
消えないと思ってたいつかのロウソクは、実はもう別の人の火が灯ってたりするのかもしれない。

ちょっとあんまり良くない方に考えてしまうから、何か気持ちの逃げ道を作るか気持ちの入る隙間をなくすか。
多分後者をやってしまうんだろうな。

なんて、珍しく1人晩酌しながらしみじみ。



結構、いやかなり長い時間連れ添ってきて、

言葉よく言えば密な距離感に甘えなくても、

言葉悪く言えば一緒にいない時間が増えても、

ああ、帰れる場所があるんだって無自覚に

やりたいことに、仕事に打ち込める

恵まれてたんだなと、突き放された今痛感する。

一緒に歩いて行くことは、この先も一緒なことは

立ち止まって考えるまでもなく当たり前だと、

感じていたのは自分だけで、

気がついて振り返ると悲しそうに遠くにいる

こうやってすれ違うのか

こうやって失ってしまうのか

タイミングとか、大人って言葉で片付けるには

なんて残酷で無慈悲なんだろう

いったいいつから、横で悲しそうな顔を、

不安そうな顔をさせてしまっているんだろう

昔みたいにただ好きなだけでは一緒にいられないんだなぁと、

胸を裂かれる想いでいる。
普段から連絡だっていい加減で、仕事に入るとそれ以外頭に浮かぶことなんてないのに、生まれて初めて身勝手にも身が入らない。

意外と弱いなぁとつくづく。