「かなえ。
俺のお嫁さんになってね。」
「俺の命をかけて守るから。大事にする。」
「俺頑張るわ。」
「結婚がしたいんじゃなくて、かなえと早く一緒になりたい。」
「信用しとうから合鍵渡すわ。」
「居場所が欲しいって言っとったけど、居場所は俺がなるやん。
ずっと傍におるから、もう安心していいからな。
年いってかなえがもし病気になったりボケても、俺面倒みるから。安心しろ。」
「もう独りで抱え込まんでいいから。な?
俺にぶつけろ。俺がおる。」
「愛しとう。」
「本気で考えてる。結婚しよな。」
ギュッと抱き締められる。
そんな死ぬほど嬉しい言葉を、
ワタシはまだ信じれないでいる。
行動の絶対はあるけれど、
気持ちの絶対なんてないから。
『行為は約束できるものだ。
しかし、感覚は約束できない。
なぜなら感覚は意思の力では動かないものだからだ。』
気持ちに保証なんてない。
明日気持ちが変わるかもしれない。
想像を絶する恐さ。
震えるくらい大切で、
震えるくらい大好きで、
震えるくらい失いたくないから、
震える位コワイんだよ。
「アタシも愛しとう。」
と微笑んでギュッと抱きつく。
吐いた言葉にウソはない。
その人を失った時に、
失って初めて
もっと愛してるって伝えれば良かったとか、
もっとくっつけば良かったとか、
もっと抱き締めれば良かったとか、
もっと大切にすれば良かったとか思い知るから。
失って思い知る時にはもう遅くて。
そんな風になるなら、
ワタシは今の自分の大好き!とか大切!って気持ちを伝え続けて、いっぱい抱き締めるよ。
不器用ながらも真っ直ぐに
『永遠に愛するということは約束できないようにみえる。
しかし、愛は感覚だけではない。愛の本質は、愛するという行為そのものであるからだ。』
本当は信じたいんだ。
いっぱい思い出作ろうね。