いつもありがとうございます。
2025年12月21日(日)午前5時起床。
窓を開け、
布団を畳み、
部屋を整え、
お湯を沸かす。
いつも通りの静かな朝でした。
午前5時20分。
お茶を淹れ、
口へ運ぶ。
そのときでした。
自分の体の異変に気づいたのは…。
歯医者で麻酔を打った後のように
唇の感覚がない!?
しかも、左側だけ。
こんなとき、即座に考えるのは脳梗塞ですが
わたしはなぜか直感的に
その可能性は極めて薄いと感じていました。
しかし、素人判断は危険です。
とにかく冷静になろう。
まずは鏡で自分の顔を確認しました。
この時点で、見た目に極端な“差”は出ていません。
口元の違和感(無感覚)以外、
どこにも不自由な部分は見当たらず、
痺れも痛みもなく、
言葉もいつも通りに出てきます。
しばらく様子を見ようか…
いや、それはさすがに危険だろう…
一人で救急外来へ向かおうか…
いや、それも賢い選択とはいえない…
わたしは最悪の事態を考えて
救急車を呼ぶことに決めました。
救急車到着まで10分程度。
その間、最低限の身支度を整えて
呼吸を整えることに努めていました。
この頃になってもまだ、
わたしの頭は
「命に関わるような緊急性はない」
という考えが揺らぎませんでした。
でもその分、
他の心配事で頭がいっぱいになってしまっていました。
それは、
「救急車や病院のニオイに耐えられるか」
です。
日頃から香害に苦しむ自分にとって
病院は「臭い場所」の代表のようなところです。
今の異変以上の“異変”に見舞われないだろうか?
状況を冷静に判断できる医師はいるのだろうか?
自分の身体の異変より、
無遠慮に襲ってくる「ニオイ」への警戒心ばかりが強まります。
不安と心配事が交錯する中
身支度を整えると
ほどなくして救急車が到着しました。
救急隊員がわたしを探し出す前に自力で救急車へ向かうと
隊員たちも、少しほっとした様子を見せてくれました。
「ちゃんと歩けるんですね!」
「はい。とりあえず、問題ありません。」
車内に入ると、
まずはマスクを着用していれば耐えられる程度の“ニオイ”で安心しました。
3名の隊員さんたちもみんな無臭でした。
柔軟剤や抗菌洗剤のニオイが辛いですと伝えると
すんなり受け入れてくださったので
隊員さんたちは心得ていらっしゃるのかなと感じました。
“ニオイ”に煩わされる心配がなくなったので
車内での問診や検査には落ち着いて対応することができました。
自己判断同様、
隊員さんたちの判断も「緊急性は薄い」ということだったので
受け入れ先も落ち着いて探すことができたようです。
受け入れ先は
全国でも珍しい「総合診療体制」を持つ病院でした。
総合診療体制とは、
簡単に言うと
「大学病院並みの専門知識」を持ちながら、
「町医者のような親しみやすさと守備範囲の広さ」で
患者を丸ごと診てくれる体制
のことです。
わたしはここでも幸運でした。
日曜日で外来患者がいなかったこと。
それにより、
院内から強いニオイを感じなかったこと。
更に、医師も看護師も
わたしと関わったスタッフ全員からは強いニオイがしなかったこと。
今まで付き添いで行っていたクリニックや総合病院は
軒並み香害臭にまみれていたのでかなり警戒していましたが、
このときは本当に大丈夫でした。
ただ、
わたしの後に緊急搬送されてきた方の御家族の香りが強く、
一瞬、身構えてしまう場面もあったのですが、
タイミングよくその場を離れることができたので
やはり、わたしは幸運でした。
問診・触診・血液検査・CT…
診断名は、
特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)でした。
直感通り、
血液も脳もきわめて正常。
何一つ異常はありませんでした。
≪ベル麻痺とは≫
ベル麻痺とは、顔面神経が急に障害され、顔の片側が動かしにくくなる病気です。
原因ははっきり一つに特定されていませんがウイルス感染(特にヘルペスウイルス)
強い疲労・ストレス・冷えなどをきっかけに、顔面神経が炎症やむくみを起こすことで発症すると考えられています。
わたしにウイルス感染はありませんでした。
冷え性でもありませんし、
強い疲労やストレスを感じるようなことは何一つしていません。
しかしながら、
24時間365日、3年以上続いている
香害による「ニオイストレス」は見逃せません。
医師からは何も言われていませんが、
わたしには
これしか思い当たることがありません。
重度であれば一週間ほどの入院でしたが、
わたしの症状は中~軽程度でしたので
その必要はありませんでした。
ここでも自分の運の強さを嚙み締めます。
もし、入院になったら
ニオイストレスで
治るものも治らなかったでしょうから!
そんなわけで…
この年末年始は
ひとり静かに心身調整に励んでいます。
症状の進み方や回復のペースなど
想像とは違って戸惑うことも多いのですが、
いろんな意味で
なかなか濃厚な時間を過ごしているので
体調と相談しながら
ベル麻痺を通して気づいたことや洞察などを
別の場所(note)に書き起こしていきたいと思っています。
それでは…
今年もたくさんのご愛顧をありがとうございました。
あなたにとって2026年が
今年以上に幸多き日々になりますよう
心よりお祈りして
今年のご挨拶とかえさせていただきます。


