みなさん、こんにちは!
june です♪
先日クレム・クレムにふらっと初めてお立ち寄りいただいたお客様 が、
クレム・クレムのハウスブランド『 mitsuo collection 』のリングを気に入ってくださいました。
南洋の海でできる黒蝶パール。
すこし形のくずれた楕円の形をした七色に光る
ピーコック調の(孔雀の羽のような)ブラックパール。
パールリングにありがちな繊細なデザインでなく
大胆な創りとシンプルなデザイン、
12ミリの大きいパールを生かした
クールでかっこいい印象のリングです。
お客様が選んでいる際に
ウィンドウにディスプレイされていたもう一つのパールを見て、
気に入っているリングより珠のサイズが小さいのに
なぜ高いのかしら、、、、と
お客様が
ふと ”どうしてだろう”と疑問に思われた瞬間がありました。
そのときに こんなお話をさせていただきました。
『 こちらは真円だから高いんですね。
でも真円だから、形が整っているからって
絶対的にそちらの方が良いものというわけではなく、
それは人間が決めた価値観で、
ほんとは どちらも同じように貴重で 価値があって、
パールの方からしたら ほんとに優劣はないんです。
わたしは バロックパールの方が 自然の神秘や
より自然が創り出したものという感じがして
とっても 大好きなんです。 』
そうお伝えすると、お客様のAさんは
『そのバロックの形を生かしてデザインされているのね。』
とデザインの意図も理解したコメントをいただきました。
*バロックパール.とは..ポルトガル語由来で歪んだという意味をもち、
丸以外の様々な個性豊かな形の総称です。
Aさまはバロックパールを生かしたデザインと
バロックパールそのものに美しさを見出していただけたこと、
とっても嬉しく思います。
価値は身につける人が決める
価格でもなく、市場性でもなく、希少性でもなく。
お客様とお話してて、ふと自分の口からその言葉がでたとき、
わたしの中で心理と今の仕事が溶け合った感じがしました。
わたしたちはいつの間にか
高価なものがいいもの、
グレードがいいものがいいもの、
数が少ないものがいいもの、、
人が、専門家がいいといったものがいいもの、
ブランドのものがいいもの。
そこには自分自身の感覚といったものを忘れてしまったかのような、
自分の軸というものを失ったような感覚を覚えます。
もちろん、真円で巻きが厚くて花珠で、、、
そういう基準が悪いわけではありません。
高価なものやブランドのものなども
やはり手が込んでいて、丁寧な創りをしているものが
多いとおもいます。
ただ、そういうのを超えて、
自分自身が はっと息を呑むような美しさに感動する感覚、
ハートが喜ぶようなワクワク感、
そういった体に訴えかけるようなものを信じて
身につけるものを選んで欲しいなって思う今日この頃。
なぜなら
自分の感覚を信じ、
そういったものに囲まれて生きることは
自分を愛することに他ならないからです。
そして、
わたしもそれをもっともっと実践していきたいなと思っておりまする♡
june xx