フィリピン旅行に行く前のブログ記事で

 

「次の旅行はユニバ」

 

っと匂わせておきながら

 

なぜフィリピンなのか疑問に思った方が少数名いるとかいないとか。

 

ま、フィリピン+ユニバでピンときたかたもいるだろうし

 

「ユニバと言えば大阪やろ?」

 

っと思った関西の方もおられるでしょう。

 

で、その謎ときです。

 

 

 

 

 

 

 

 

IR法、言い換えると

 

統合型リゾートタイプのカジノ施設実施法案

 

っと言えばわかりやすいと思いますが

 

何故かややこしく面倒な言葉を使って煙に巻いて

 

悦に入るのを「できる」と勘違いした自称エリートが多いな

 

と私は感じてしまうのですが

 

兎に角、

 

「一切のギャンブル」を認めていない日本で

 

カジノは作っても良い法律が衆参両会議で可決したのが2ヶ月前。

 

んで、

 

私的には

 

「お、今度日本に遊びに行った時はカジノが楽しみ!」

 

とはならず、

 

「お、誰(またはどの企業)が利権を獲るのか?」

 

っと思った次第。

 

カジノというのは莫大なお金をうむ利権が発生します。

 

日本の場合はラスベガスなんかと違って

 

カジノが乱立するような形にはならないと思います。

 

ので、

 

その少ないけど巨大な利権争い発生は必然、

 

また、

 

その周囲でも様々な形でお金が動きます。

 

すなわち、

 

この利権関係が一部で激アツな関心事になります。

 

 

 

 

 

 

さて、参入したい企業は色々あるでしょうが

 

先ほど述べたように参入できる枠はかなり限定されると予想します。

 

その中で最も重視されるのは「経験/実績」と「国籍」。

 

カジノ運営というのは相当なノウハウが必要になります。

 

「ディラー揃えればできるんじゃないの?」

 

いや、客が場で遊ぶだけならそれで足りますが

 

運営となると別次元です。

 

また、カジノというのはどこにでもあるビジネスではなく

 

その特殊なノウハウを積み上げる場所は多くありません。

 

なので世界各所のカジノ誘致でも実績を最優先する訳です。

 

LAの飲食店でマネージメントをしていると(店にもよるのでしょうが)

 

ラスベガスのカジノホテルでマネージメントをしていた同僚などがいて

 

色々話を聞く機会があったりするのですが

 

まぁ、独特な考え方や手法が沢山あったりして勉強になります。

 

ってほど、一般とは違うんですね。

 

加えて、

 

できれば自国の利権は自国の企業に渡すのが本筋。

 

ってか、私はそう願いたい。

 

で、

 

日本の企業でカジノで実績があるとすると。。。

 

と、ここでピンと来た人は株をやってる人だと思われますが

 

上条件での候補の一つにユニバーサルエンターテイメントという企業があります。

 

日本でのギャンブル系の実績があり

 

ラスベガスでも相当の実績があります。

 

全く興味のない方にとっては

 

「そんな企業が日本にあるんだ。」

 

って感じだと思います。

 

相当端折った経歴なので詳しくはご自身で調べてください。

 

で昨年、満を持してフィリピンにカジノをオープンさせました。

 

 

 

 

 

マニラの空港にほど近い

 

カジノ特別地区にかなり広大な土地を購入していて

 

そこ一帯をまさしく

 

「統合型リゾートタイプのカジノ施設」にしようとしています。

 

現在カジノとホテル、アジア最大級のプール付きクラブを開業。

 

また、ランドマークとしてこれまた世界最大級の噴水。

 

っと言えば、ラスベガスのベラジオを連想する方も多いと思いますが

 

ラスベガスでのパートナーはベラジオを創った帝王ウィンさん、

 

っと付け加えれば腑に落ちるでしょうか。

 

また、これからシルクドソレイユの様なショー施設や

 

世界に通用する巨大コンベンションセンター、

 

その他諸々開発予定だそうで。

 

そう考えると日本企業で利権に一番近いのはこのユニバかな、と。

 

 

 

 

 

その昔、伝説の投資家がこんなことを言いました。

 

The public's out there throwing darts at a board, sport. I don't throw darts at a board. I bet on sure things.

 

ほぼ直訳なら

 

「一般の人達は的に向けてダーツを投げるけど、それはスポーツ。私は投げるような事はしない。確実な物に賭けるだけ。」

 

要は、

 

「当たるか当たらないか分からない事はスポーツやギャンブル。確実な物に賭けるのが投資」

 

って感じですかね。

 

また、この言葉の続きに

 

Read Sun-tzu, The art of War. Every battle is won before it is ever fought.

 

「孫子の兵法を読め。全ての勝敗は戦う前に既に決まっている」

 

とあります。

 

私が兵法の一文を足すとすると

 

「勝兵は必ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に価値を求む」

 

となります。

 

と、ここまで言えばこの投資家が誰かはピンと来てる人もいるかもですね。

 

そう、その人物はゴードン・ゲッコー。

 

映画、ウォール街での名言です。

 

ずっと昔、15年かもっと前でしょうか。

 

アメリカで生きるために英語の勉強を懸命にしていたとき

 

観た事のある映画を原語字幕で観ていた時に

 

「はっ」とさせられた言葉です。

 

投資やビジネスは、スポーツやギャンブルとは違うんですね。

 

丁度一年ほど前にビットコインの記事を書きましたが

 

*その記事はこちら

 

あの時点で既に(あくまで個人的な感覚でしかありませんが)

 

投資の域から、ギャンブル(ってかババ抜き)の域になっていました。

 

また、前途した様に日本のカジノの件では

 

私はカジノで遊ぶのではなくて

 

カジノ関連の確かな物に賭けたいな、と。

 

で、

 

自分の目で確かめる為にフィリピンにある

 

ユニバのカジノ「オカダマニラ」の視察としたわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、どうだったか?

 

えーと、

 

結局行きませんでした。

 

現地で色々情報集めたり、

 

雰囲気を探ったりしていたのですが

 

結局まだ最終形の半分もできてない感じで。

 

思ったより工事諸々時間がかかっている様です。

 

なので、ローカルの反応もイマイチ。

 

加えて思ったよりマニラが面白かったので

 

カジノ視察は辞めにしました。

 

ま、

 

フィリピン事業以外でも、

 

企業内部で色々ある様ですし、

 

ラスベガスのパートナーとも色々ある様だし、

 

香港で逮捕されたり、

 

なんだかいろんな動きがある様で。

 

まぁね。いろんな事が起こる規模の利権ですから。

 

今は取り敢えず静観、来年のフィリピンへの旅の際は

 

もっとオープンしてるだろうし、

 

今回は延期ってことで。