先日E-chanと東京マートへ行った時のこと。
レジに並んでいて、前には日本人らしきお婆さんが。
年を推測するのも失礼なのですが、
私の見た感じでは70はとうに過ぎている感じでしょうか。
で、何か問題が発生したようで。
んで、そのお婆さん英語がそこまで得意ではないようなので
ちょっと通訳をかって出て話を聞いてみると
どうやらクレジットカードの残高が少ないそうで。
お婆さん曰く、
「そんなはずはないのに。でも年末年始に知り合いが訪ねてきてお土産買いすぎちゃったかもしれない。」
だそうで。
店員(もしくはカードの機械が)が間違っていると
諦めきれない様子。
ま、お金がないなら買い物はできないのは摂理。
なので、私たちはもう一つの空いたレジで自分達の支払いを済ませ
一応お婆さんに声をかけると
「大丈夫です。」
とのことだったので店を後に。
車に荷物を載せたところで
「やっぱ気になる。ちょっと待ってて。」
っと店に引き返す私。
するとお婆さんはまだ店員に拙い英語で何かを伝えていました。
もう一度詳しく店員に話を聞き、
お婆さんにそれを伝える。
でもお婆さんはどうしても商品(食料)が必要な様子。
「う〜ん。。。」
っと思っている私、
の後ろにいつの間にかいたE-chanが
「私が買ってあげる。クリスマスプレゼントだよ。」
ま、年が明けていたので正しくはお年玉と言った方が近かったかもしれませんが
それは良いとしてなかなかイキな一言。
じゃってことで、私と二人で半分ずつ出し合って購入することに。
袋に商品を詰めて、車まで運び、
「それでは気をつけてくださいね。」
っと。
場を離れようとすると、そのお婆さん紙を取り出して
「お名前と連絡先だけ教えてください。」
っと。
「いやいや名乗るほどでは。」
っとE-chan。それでも引かないお婆さん。
これは埒があかないと思い、
「カレー屋をやっています。」
っと一言だけ残しました。
$60程の買い物でしたが、車の中で
「ま、良いことしたよね。」
っと、ちょっと良い気分な私達。
で、後日そのことを思い返してみると、
そのお婆さんは旅行で来たとかではないようで。
永住者なのか市民権を得ているのかは知りませんが
アメリカの年金をもらっていることを
店でのあるやりとりで気づきました。
また、
失礼ながら買い物かごの商品を見て想像するに
おそらく一人暮らし。
んで一週間ほど後。
ランチ営業をしていると突然E-chanが
「あ、お婆ちゃん!」
っと入り口のドアへ駆け寄りドアを開ける。
その先には先日のお婆さんが。
わざわざご来店いただいたようで。
バナナのお土産付きで。
そんなこんなで思ったのが、
お婆さんはグアムに住んでいらっしゃるんだな、と。
んで、このお婆さんのように年金をもらいながら
海外に住む日本人高齢者の現実は当然あるわな、と。
日本の高齢者問題はテレビなどを観て知っているし考えもしていましたが
自分が住んでいる「海外」での日本人高齢者問題は考えたことがありませんでした。
で、よくよく考えると、当然海外のどこでもそういう現状は発生していて
これまた当然グアムでもそういう状況はあるわな、と。
で、思う。
「なんとかせな。」
っと。
私は「先輩だから」とか「年上だからどうこう」
ってのはどうでもいいし、そういうのは気にしないタチですが
つってもなんだかんだでこの場合は大先輩なわけだし、
根本的に言って同胞だし、
「何かできることはないかな。」
っと。
一人の力でできることなんかはたかが知れていると思いますが
例えばグアムに住むそういう状況の高齢日本人に
カード的なものを発行して
賛同する会社や店や個人のサービス、
例えば割引であったり、
例えば店で出てしまった余りの食事(食品)を分けるとか、
例えば個人ボランティアの週一の買い物同行だとか通訳だとか
そういったサービスを受けることができるみたいな。
もっと大きな場所や地域、
例えばアメリか本土では規模が大きくややこしいので無理でしょうが
グアムは日系の会社(賛同してくれる)も多いわけだし、
グアムの日系社会なんて小さいし、
だからこそグアムはこういう試みが実現できるほどよい場所。
この記事がちょっとでも
皆さんが考えるきっかけになればと願います。
んでそのちょっとが集まれば、何か実現できそうだと思いませんか?
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