オープンしてそろそろ一年になるでしょうか。

ここにきて、グアムのグルメの間でちょっと噂になったりしているテーブル35。

既に数回訪れていましたが、今回は家の隣人でもあるオーナーのご招待ということでいってきました。



グアムに似つかわしくないお洒落な内外装、ちょっとやりすぎたんじゃないの?

と最初は思っていましたが、

最近はグアムにもお洒落な店が増え、

ローカルにもだんだんと受け入れられてきているようです。



さて、早速食事ですが、

先ず頼んだシャルドネ(白ワイン)に合わせて前菜を幾つか↓

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どれもイケます。

右上のポルタベロ(巨大キノコ)のフライは定番。

左上のインゲン炒めは地元の素材を使っています。

私的にはチーズが邪魔に感じましたが、これは趣向が別れるところでしょう。

で、手前の焼いたシーザーサラダ。

これはボリュームがハンパ無いです。

大袈裟でなく、二人で一つで十分ですね。

味付けがちょっときつめ(アメリカ人好み)ながら美味い。



さて、注文の白ワインがまだ残っていたので、

間に「オナガ」(地元の魚)のソテー。

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シャルドネに超合います。

火の通し方も素晴らしいですね。




続いてキャブ(赤ワイン)を頼んで、

それに合わせたテンダーロインのステーキ。

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ソースが若干ユルい感じがして、

このワインではちょっと料理が弱かった。

これならピノで行くべきだった、

っと、そんな自分の選択ミスはありましたが、

全体的にまとまった一皿に仕上がっています。



結構腹一杯でしたが、

ワインも余っている事だし、

デザートにチョコレートケーキを。↓

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濃厚なチョコレートの風味が、

濃厚なカリフォルニアのキャブに絶妙に合います。





さて、前途のようにこの店には既に何回かきているのですが、

メニュー構成や、味付け、お皿の仕上げ、等

以前から気になっていた事が、非常に向上していると感じました。

「最近噂になっている」というのがうなずける程のレベルに到達したと思います。



そもそもここのシェフ、

カリフォルニアでウルフギャングパックさんの元で働いていたとか。

ちなみにウルフギャングパックさんは、

アメリカ本土では知らない人はいない程のスターシェフ、

っていうか、

シェフがスターになれることを始めて証明した方であり、

カリフォルニア料理の創始者でもあります。



Roy'sのようなパシフェック系の店はありますが、

カリフォルニア料理のような前衛的な料理はまだグアムには新しく、

料理に対して保守的なグアムローカルから、最初は結構悪い噂、例えば

「なんでチキンにコーヒーの味付けをしているだ!」

とメニューの説明文を見ただけで判断する方もいたようです。

知識が無ければ、異様にとられるでしょうね。



最近一般庶民が食事にお金を使う様になってきたグアム。

経験と知識が付けば、理解できる範囲も広がります

このままレベルを落とす事無く、向上し続ければ、

グアムを代表するお店になると思います。



sashi