マニフェスト
日本の国政選挙でも用いられるようになり
『マニフェスト』というも
ほぼ定着しつつあります。
その起源を辿れば、
かのマルクス・エンゲルスによる
『共産党宣言』に行き着きます。
(独語で “Manifest der Kommunistische Partei” と言うらしい)
「Kommunistische」は、英語で「communism」
つまり「共産主義」という意味であり、
「Partei」は、もちろん「Party(政党)」を意味します。
一般的な意味でのマニフェストや
この共産党宣言に比べると、
最近の国政選挙における各党のマニフェストは
実効性の担保の問題であるとか熱意といった部分で
まだまだ弱く「単なる公約」の域を出ていない感もあります。
とは言うものの、選挙権を行使するにあたっては
(或いは選挙権の不行使という形をとるにせよ)
やっぱり見ておく必要があるものだと思います。
黙して語らぬ有権者以上に無知なる投票者の方が
思想的に危険であることは歴史にも明らかです。
要するに、政治が分からなくてもまずは読めば良い。
しかるのち、聞くなり調べるなりすれば良い。
言うなれば、「年金制度」なんて
敢えて分かりにくくしたような制度の際たるものです。
先日、民主党のマニフェストが公表されました。
今、特に勉強にしている分野が社会保障・福祉ということもあり
簡単に通読してみました。
このマニフェスト、財源の部分でかなり批判を受けており
それもまたある程度正当な主張でもあるのですが、
その問題を措いたとしても
雇用の面や年金の面ではかなり危うい気がします。
衆議院議員定数を90名削減するというのは評価できます。
美辞麗句を並べるのがマニフェストではありません。
掲げた政策の実効性をいかにして担保するのか、
それが問題です。
いずれにせよ、8月30日に決まるでしょう。