本校では、卒業式の音楽隊は、高等部2年生の選抜メンバーが担当します。
木琴、鉄琴、キーボードなどを中心として編成です。
メンバーは、特に音楽的に優れているというわけでもなく、
( 和太鼓クラブなどで活躍の場が多い生徒はあえてはずしています )
ドレミもわからない子が、色音符を頼りに一つ一つ音を追っていきます。
今年も、2年生の練習が始まりました。
最初は、どうなることら、、、と思うのですが、
毎年本番には感動的な演奏をしてくれます。
それは、本校の生徒が、とても練習熱心だからです。
写真の男の子は、電子ドラムで、「トーント トン トーント トン」という単純なリズムを繰り返すだけの役です。
彼は、このリズムを、30分間、休むこともなくたたきつづけました。
ほかの楽器のメンバーも同様です。
ただただ一心に練習することで、不可能が可能になります。
知的障害の人は、 ( 人にもよりますが ) 黙々と単純作業を、きちんとこなす人が多いです。
企業の皆さん。こんな生徒を、どんどん雇用してやってくれませんか。