あまたある卒業ソングの中で、私が一番気に入っている曲があります。
皆さんあまりご存知ないと思いますが、
荒井由実 ( 松任谷由実 ) の「最後の春休み」です。
卒業した後って、何となくさびしく、人恋しい気持ちですよね。
友達に会いたくて、学校に行っても、誰もいない教室。
ちょうど季節も暖かくなりつつも、肌寒い感じ。
我々教師も、卒業生を送り出した後の、誰もいない教室にたたずみ、感慨にふけるのです。
こんな気持ちを見事に歌ったのが、「最後の春休み」です。
春休みのロッカー室に 忘れたものを取りに行った
ひっそりとした 長い廊下を 歩いていたら 泣きたくなった
もしも できることならば この場所に 同じ時間に
ずっと ずっと うずくまっていたい
もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの
( 著作権法上、歌詞のすべてを掲載することができないので、一部省略しています )
もう随分昔の曲なのですが、生徒たちはとても共感してくれました。