これは雪がちらつく少し寒い日のお話。

 

こーさんのお食い初め用のお鯛さんを調達してくるよ!と久々に山を降りた先生が持ち帰ってきたのは、それはそれは大きな丸々とした鯛でした。

 

これは立派なお食い初めになると喜んだのもつかの間。先生や!大きすぎてコンロでの直火も難しければオーブンにも入りませんぞ!?滝汗

 

わたしが唸っていると、おもむろに外のデッキへと向かった先生。七輪を取り出し炭火を起こし始めました。まさか姿焼きを炭火でやるつもりなのかしら・・・!?

 

 

 

 

そのまさかでした。BBQ用の串で豪快に固定した鯛を、よそ行きのシャツを着たままニッコリ顔であぶる先生。ワイルドだろ〜?

 

 

 

 

鱗はそぎ落とされ塩も満遍なく擦り込まれた下処理バッチリの鯛が、遠火でじっくりと焼き上げられていきました。ここはワイルドではなく、とても丁寧(笑)

 

炭と魚の食欲をそそられる何とも美味しい香り。冬眠から醒めた熊がこの香りに誘われて降りてくるかもね!なんて笑っていた先生ですが、実際にはあまり笑い事じゃないくらい遠くまで、なんなら山の奥の方まで良い匂いが漂っていました。おびき出そうとしてるんじゃないかってレベルで滝汗

 

 

 

 

しかしこの日、野生の方々はまだ深い眠りの中にいたようで、ほくほくに焼かれたお鯛さんは無事にこーさんの元へと運ばれました。

 

 

 

 

「・・・??」

 

やる気なさすぎ〜(笑)この顔この反応、7年前のそーさんのお食い初めのシーンとぴったり重なりました。そして先生とわたしの願いはあの時と同じ。この子が一生食べ物に困りませんように。とりあえずワイルドな食事とのご縁は生まれたかな?

 

お下がりのお鯛さんは残りの家族でいただきました。肉厚ほっくほくで、ほんのりと残る炭の香り。デッキに炭火焼きセットを設置して日常的に焼いてもらおうかな、とついつい企んでしまう美味しさでした。

 

 

余談ですが、この頃のこーさんの髪型はかなり独特で、見るたび思い出すアニメキャラがいます。そのキャラというのは少年アシベに出てくるワンさん。知らない方も多いでしょうか。

 

 

 

↑これなんですけど(笑)

 

帽子を脱ぐと更に似ていて、こーさんを見る度笑いが込み上げてきて止まらない!夜間の授乳時には暗闇でひとり肩を震わせたものです笑い泣き笑い泣きあんまり面白くって、夜中に叩き起こされようがちっとも辛くなかったんですよね。ありがたかったなあ。最近では生え揃ってきてしまい、ちょっと残念な母なのでした。

 

それでは、良い1日を♫