花の開花を見るために土壌改良から始める。
庭づくりはきっと、最もコンパクトな場づくり。
得体の知れない古民家改修という作業と、
湿気に包まれた場所の土壌改良に奮闘すること4年。
土台づくりがようやく完成しました。
庭作りに例えるならば、
苗や球根を植える段階に辿り着いた感じでしょうか。
世界的ガーデナーである
ターシャ・テューダーが残した言葉通り、
庭づくりにはとにかく「忍耐」が必要です。
場づくりに必要なのもまた忍耐。
もう随分続けてきたと思っていた場づくりも、
まだまだこれからである!と庭が教えてくれます。
だって少しずつ思い通りになってきた庭の面積は、
最終的に手を入れたい敷地の1/40にも満たない。
全てを思い通りに出来るようになるまでには....
少なく見積もってもあと40年!?
その頃には私、立派なおばあちゃんだ(笑)
なんて長い道のり。
でも実感する長さはどれくらいのものなのでしょうね。
一番忍耐の必要な土台作りが終わったので、
ここから先は喜びしかないのかもしれない。
現に4年生になったフロントガーデンを手入れするのは
しんどいことなんてただの一つもなくて、
雑草引きですら苦にならない。
この季節は雑草を引きながら花の新芽を発見するのが
しみじみとしたお楽しみだったりします。
そして、こうして振り返るとやはり原点に戻るのです。
楽しいことはたくさんの人たちと共有したい、と。
そもそも家族で里入りしたのは、
単純な自分たちの暮らし向上の為だけではなく、
より広い視野で世界に喜びの輪を広げたかったから。
私と先生がこの場所づくりに捧げるものは、
文字通り「すべて」なのではないかと思います。
それをもう一度思い出して、
これからの羅針盤として掲げたいのです。
と...
うるさい自分語りが過ぎましたが(笑)
この先も走り続けるために書き残しておきます。
さてさて、
脇芽とこぼれ種だけで続いているハーブマウンテン。
今年も元気いっぱいです!
ちょっと今年の夏までに間に合うかは分かりませんが...
作り直している蔵や外キッチンの整備が終わり次第、
身体を動かしながらこの場所を目一杯楽しんでもらえる
大人向けウーファー枠を用意したいと思っています。
オープンした時には是非ご参加下さい^^
それでは良い日曜日を!