トビリシ到着の翌朝、近所のパン屋さんへ。

 

 

トビリシの街は野犬が多い。ホテルの前もいつも大型犬がうろうろしている。大抵はおとなしいが、こいつらは結構アグレッシブ。

 

 

ジョージア名物の「ハチャプリ」というパン、4ラリ(約220円)。
ハチャプリのハチャはチーズのこと。いろんな種類がある。チーズは塩味が強く、油っ気もある。パンもずっしり重く、少量で充分。おいしいです。日本から持参したティーバッグで、パンとお茶の朝食。

この日は街をぶらぶら。

 

まずは最寄りの地下鉄リバティスクエア駅で、メトロマネーカードを入手。
市内の路線バスとメトロで使えるチャージ式のICカードだ。発行料2ラリ(約110円)を払い、任意の金額をチャージする。駅の窓口にむっつり銅像のように座っている職員さんに、10ラリ札を渡して「メトロカード、テンラリ!」ときっぱり宣言。一瞬でカードが飛んできた。最後まで銅像のようだった。

 

(トビリシの地下鉄は、有事のシェルターとして使えるように地下深ーくにある。急角度のエスカレーター1本で、猛スピードで一気に降りる。電車は完全停車前にドアが開き始める)


トビリシの公共交通機関はメトロと路線バス。メトロマネーカードを使えば運賃はどこへ行っても1乗車1ラリで、90分間は何度乗っても1乗車にカウントされるとのこと。クレカのタッチ決済も使えるが、少々割高なのと、人混みでクレカを極力出したくないので、カードにした。

 

(地下鉄リバティスクエア駅のホーム。表示は英語併記で、行先や方向がわかりやすい。地下鉄路線はたった2本なので、外国人にも簡単だ)
 
 

早速メトロカードを使って、リバティスクエア駅から乗車、3駅離れたステーション・スクエア駅へ。ここは日本の東京駅にあたる鉄道のトビリシ中央駅につながっている。翌日の朝早くここから移動するので、下見を兼ねて。

 

 

線路を見下ろす。趣があって旅情をかきたてられる光景だが、これに6時間も乗るはめになったらどうしよう、とおののいた。これらはさすがに廃車だった。

 

駅周辺はローカル色が強いエリアで、活気があった。
ごく狭い路地の両側に食品や雑貨の店がひしめき、人もごった返している(写真は撮ってない)。

 

 

 

旧ソ連っぽい建物を見ると、撮りたくなる。写ってない右側に、露店がぎっしり建ち並んでいた。

 
駅のまわりをぐるっと見たら、地下鉄で1駅戻り、マルジャニシヴィリへ。わりと新しく開発されたトレンドスポットらしい。


(マルジャニシヴィリ駅前。ヨーロッパ感が強いなかに、たまにひょっこり旧ソ連が顔を出す、ここも魅力的なエリア)

 
ここに来たのは、観光客向けでもなくローカル色強めでもないカフェで一息つきたくて。このへん、カフェいっぱいあるはずだが、なぜか見つからない。駅前の大通りやその周辺を、散歩がてら30分以上ぶらぶら。
全然写真撮ってませんが、公園や劇場や、いかにもトレンドスポットですという顔のよく見るレストランエリアなどもある。
 

 

トビリシの中心を流れるクラ川をわたり、リバティスクエア方面へ。
山に囲まれ緑が多く、川もある。高い建物が少ない。繁華街からも少し歩けば自然を感じて落ち着ける環境なのがよかった。
 
日本はまだまだ真夏のような酷暑が続いていたこの頃、トビリシも結構暑かった。そんななか歩き疲れてぐったりした頃、小さくてかわいいカフェを発見。

 

 

フレンドリーなお姉さんが切り盛りしていた、カフェ「Coffee22」

カフェラテは12ラリ650円くらい。ちょっと高いけど、今ドキのカフェならわりとこんなもの。

 
ひと息ついたらホテルまでもう少し散歩。カフェは大きな2つの公園にはさまれていて、古道具市みたいのや花市場なんかもあった。
わりと近い範囲に銀座のような新市街、古い街並みの旧市街、下町っぽいローカルエリア、それに新しいトレンドエリアがあって、1日でざっとでいろんな雰囲気を味わえた。旅の後半でまたじっくり歩こう。
 


 

そろそろ1日のメインイベント、昼夜兼用の食事にしよう。

 

Google Mapの口コミも参考にするが、ひとりで落ち着けそうな雰囲気を重視するので、店構えを見て勘で選びます。

この日はホテルからも近い、旧市街の入り口あたりにあるオープンテラスのレストランへ。

 
 

記念すべきジョージアでの本格的な食事1食目は、「チャホフビリ」という、鶏肉をトマトとハーブで煮込んだもの。それにプレーンなジョージアのパンと、自家製レモネード。


パクチーが効いてる。少し油と塩気が多いけど、ずっしりした素朴なパンと合わせてとてもおいしい。合わせて29ラリ(1,600円)。少し涼しくなった夕方のテラスは気持ちがいい。

よく歩いて、トビリシという街に少し体を慣じませた。

早々にホテルに戻って、この日はおわり。