入国審査を終え、14時ころ、預け荷物を受け取って到着ロビーへ。
こじんまりしたなかに、ATM、SIM売り場、両替所、カフェなどが揃っている。しつこい客引きが大勢いるとも聞いたが、全然それほどじゃない。

 

今回の旅では、チャレンジしたいことがいくつかあった。①ATMでキャッシング、②現地SIMカード、③配車アプリの利用、です。

わたしは30年前のバックパッカーで、クレカもネットもない時代から旅をしている。ある程度アップデートしているが、上に挙げた点も含め、面倒で試してないことも多い。
この先、加齢とともにますます新しいことを取り入れるのが億劫になるだろう。そのせいで損したり面倒を余儀なくされることもある。これを避けるために、重い腰をあげてやってみる。

 

 ATMでキャッシング

 

まずはキャッシング。

 

ジョージアは、首都はクレカが使えるところが多い。ただ、「使えると謳っているのに使えなくて困った」という口コミもよく目にした。地方に行くと、長距離バスの支払いも含めて現金払いがまだまだ多い。必要に応じて現金を下ろしたいところだ。(と言っても心配なのでドルは多めに持って行った)

ATMの使い方はネットで調べておいた。
しかし……、クレカが吸い込まれて出てこなかったらどうしよう、と思うとこわくて挿入できない。しばらく躊躇してると、近くにいたジョージア人の男性が、画面見ながら一緒に操作してくれた(暗証番号の入力の時は隠しましたよ)。無事に100ラリ引き出せた! 

 

2024年9月当時、1ラリ=53.73円、100ラリ引き出して、クレカの請求は手数料加えて5,452円。ATM利用料として別に110円の請求。後は利息ですね。

 
この親切な男性はたぶん白タクの運転手で、「100ラリ引き出したでしょ、さあそのなかの40ラリで市内までの(わたしの)タクシーに乗りなさい」という勧誘までセットだった。でもあまりしつこくなかった。

 現地SIMカードの購入~Cellfie
 


これまでフリーWi-Fiで乗り切ってきたが、特に移動がある旅ではやはり不便だ。スマホが古くてe-SIMに対応してないため、SIMカードを購入する。

事前にネットで調べたところでは、どのサイトもMAGTIという会社推しだった。しかし店は閑散としている。
人だかりがあるのは、Cellfieという会社。MAGTIよりずっと安い。人気を信じてCellfieで購入、2週間無制限利用で20ラリ(1,075円)というプラン。
通話もできると書いてあった気がするが、後日試したができなかった。記憶違いか、使い方の間違いかは不明。


(道に迷うのも旅の醍醐味だが、それによる消耗が激しくなりました。マップが使えるのはありがたいですな)

初めてのSIMカードの入れ替え。アクティベートは自分でできなかった。窓口に戻り、店員さんにやってもらった。すぐネットがつながった。感動!
MAGTI以外は地方でつながりにくい、という記事も読んだが、少なくともメスティアではCellfieで問題なかった。

 配車アプリの利用~にはならず、バスで市内へ


配車アプリを自分で手配したことがないので、使いこなせるようになりたい。
ジョージアではUberではなくBoltが一般的。YandexGoというのもある。Boltの方が使い勝手がいいという口コミに従い、Boltのアプリを日本で入れていった。
Boltでは空港から市内は30分ほど、約30ラリと出た。1,700円程度。安価だ。

 

(街中を走るBoltの車。ルスタヴェリ駅の周辺の様子)


が、公共バスは1時間かかるものの、たった50円程度と猛烈に安い。ホテルもバス停近くを選んでおいたし、乗り場もすぐ見つかったので、バスにした。
クレカのタッチ決済でも支払えて、他の方法より少し割高だが、それでもクレカの請求額は83円だった。安すぎる。

 

ふつうの路線バスのため、時間もかかるし途中からはぎゅうぎゅう詰め。空港が始発なので、座れてるから大丈夫。

そんなわけで配車アプリ初体験はおあずけになったものの、バスで格安で市内に出るということを達成できた。

初日から小さな挑戦をいくつも達成でき、大満足である。