今日の声楽のレッスンは2枠とって(50分×2)、ライブで歌う全10曲を通してみました。
曲によっては1ヵ月ぶりに歌うのもあり、歌い方を頭は覚えていても、体がついていかないこともしばしば。
それと、選んだ曲がわりとバラエティに富んでいて、歌曲からオペラのアリア、民謡、またオペラ、あるいは8分の12拍子の曲の次に8分の6拍子、次が4拍子、3拍子、と、ころころ変わる。
これが結構難しかった。
(「歌曲」は詩に伴奏がついたもの、「アリア」はオペラのなかで歌われる独唱のこと)
4拍子が続いた後に3拍子の曲になると、リズムが狂う。
歌曲が続いてから、久しぶりに歌うアリアを歌うと、声を支えきれない。逆もしかり。
集中して習っている時期にはある程度できるようになったところも、久しぶりだと頭で覚えていても体が反応しない。確実には身についてなかったと、とつくづくわかった。
そして、発声の基礎がまだまだなんですね。
ライブが決まってからの5ヵ月間、それまでの月2回から週1回にレッスンを増やし、研究もいつになく熱を入れてきた。その分の成長は感じます。
こう書いていて、毎日毎日の練習を何年間も積んだ音大出身の方たちとの練習量の差の大きさを、今さらながら痛感する。
この練習量で音大生のようなあの声が出ないとか言ってるのって、おこがましすぎる。
とはいえとはいえ、いまの自分の体でも、習ったことを再現できれば、なんとかステージに立てるところにいけそう。歌い込めば大丈夫。大丈夫大丈夫。
それにしても、10曲ぜんぶ、本当にいい曲。心から好きな曲ばかりを厳選してよかった。こんな美しい曲を10曲も歌えるなんて、なんて幸せでしょう。あと5週間、どっぷり浸る。