GW最終日、弦楽四重奏を聴きに行きました。
参加しているオンラインサロンのメンバーが出演するということで、サロンメンバー総勢20人が集結。
会場は板橋にあるマリーコンツェルト。住宅が密集した中にたたずむ、モダンな建物です。
こういうサロン的なスペースで知人の演奏を聴く、というのはひそかな憧れで、まるで貴族の日常のようではないですか。
バイオリン2人とビオラ、チェロの4人編成。
この4人での演奏会は初めてだそうで、回数こそ多くないけれど、1年かけて合わせていったと聴きました。
最前列を陣取ったので、演奏者それぞれがお互いの息を読み、音を聴いて合わせたり引っ張ったりしながらハーモニーを奏でる、真剣で楽しそうな様子がよく見えます。
事前に曲の解説や聴きどころを説明してもらっていたので、より楽しめました。
1曲目はブラームスの弦楽四重奏曲第2番。
ブラームスの曲はいつも、音が始まったとたんに引き込まれます。内向的で孤独な彼へのシンパシーか。
スメタナの弦楽四重奏曲第1番「我が生涯より」は、「音で描いた自伝」だそう。
そう思って聴くと、いろんな映像が浮かんでくる。
彼はチェコ国民楽派の創始者として確固たる地位を築いていると思っていたけれど、存命中はなかなか厳しい人生を送ったようだ。知らなかった。
よき午後のひとときでした。
■Ensemble Mont Blanc
初夏の弦楽四重奏演奏会
開催日:2024年5月6日(月・祝)
会場:マリーコンツェルト
曲目 ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調作品51-2
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「我が生涯より」