ニューヨーク在住の方から、メトロポリタン美術館にあるすてきな日本人作家の作品を教えてもらいました。

膨大な数の作品のなかからよく目に留めたなあと思って聞いたら、メトロポリタン美術館の入場料は在住者は任意の金額だから、気軽によく行くのだそう。
その作品を見つけた時も、少し時間があったので日本人の作品コーナーだけを観ることにして、それで出会えたということでした。

そんなふうに気軽に、日常的に、あれだけの傑作の数々と向き合えるなんて、いいですね。


(18年前に訪れたときのニューヨーク、メトロポリタン美術館。すごい有名な名作が洪水のように押し寄せて驚いた。観光で行ったので、超駆け足で観ました)

昨日は東京都写真美術館で3つの展示室を見てまわって、疲れて駆け足になってしまった。チケットをバラバラに買うより、3つ合わせて買うと割引になるので、つい欲張ってしまったのだ。3つを別日に使えたら、もっとひとつひとつの作品を味わえるのに、なんて思っていたところです。


(当時、数枚だけ記録に撮っていた。セザンヌの作品が気に入ってたのか。意外)


メトでももしかしたら、企画展は金額が決まってるかもしれない。
常設展だけでもメトみたいに気軽に見れたらなあ。でも日本の(東京の?)美術館は常設展が少ない気がします。国立西洋美術館は充実してるけども。

 

(これ、誰の作品だろう。ルドンかと思ったけど、画集でも見覚えがない。今見ても好きな作品。作者も撮っておいてほしかった)


常設展があっても、たいていは企画展で疲れてパスしちゃってる、というのもある。
もっと日常的に、もっとひとつひとつとじっくり向き合えたら。

各美術館には年間パスポートを用意してるところもあるけど、1か所にそうそう何度も行かないし。

ま、メトのようなシステムがあるにこしたことはないけど、なければないで、有名でなくても質の高いギャラリーだったり、パブリックアートだったり、建築だったり、まだまだ見落としているアートがたくさんある。そこに目を留めていくところからでも、いいかもしれませんね。