長期保存が可能なのをいいことに、紙パックの白インゲン豆を棚にずっと眠らせているのが、ずっと気になっていた。
ポークビーンズを作ろうと思って買って、そのとたんにやる気をなくしたのだ。
ついに賞味期限が切れたところで、作ることにした。
ところが。
紙パックから出てきたのは、どろっどろの濃厚な液体に包まれた、やわやわな豆。臭いは悪くはないが、どうも濃い。ちょっと水洗いしてみたら、ぶくぶく泡立つ。これは腐らせたか。だいぶ暑くもなる場所だったし…。
食べてみる勇気もなく、泣く泣く捨てました。ごめんなさい。
しかたなく、同じパックを新たに購入。それを開けたら、捨てたお豆と同じ状態だった。液体はどろどろで、洗うと泡立つ。
あちゃー、あれ、くさってなかったんだ。ああいうものなんだ。もったいないことをしました。。
食べモノの状態を見極めるのは難しい。狭いアパートでは冷暗所もないし、放置しないことですね。
ポークビーンズとは言っても、作りたかったのは中東風の豆のトマト煮込みです。
トルコでよく食べたのと、シリア人の元同僚も、家庭料理だと言って作ってくれたことがある。

向こうでは豚肉を使わないのですが、わたしは豚肉ラバー。クミンを加えて少し中東の風を吹かせてみた。
記憶の味と全然違います。レシピ教えてくれたのに、当時は自炊に興味がなくて聞いてなかったのです。もったないことをした。
でもまあ、おいしい。それで今日は、トルコに行きたい気分。