アーユルヴェーダのウェビナーに参加していたとき、講師の方が鼻をすすっていました。2ヵ月くらい鼻水が止まらないと。
それに対して、視聴者の方がどうやら「アーユルヴェーダで治せないんですか?」と質問があったようです。

講師は、「アーユルヴェーダは魔法じゃないんですよ」と前置きして、いま何が起きているかを説明されました。

ひとつは、鼻水は、体の中の排出すべきものを排出している状態だということ。

もうひとつは、この2ヵ月ずっと本当に目の回るような忙しさで、これで倒れずにいられるのは、アーユルヴェーダのおかげだということでした。

確かに、鼻水という症状を止めるなら、西洋医学のお薬が効きそうです。
でも、症状を抑えるより、出すべきものを出しちゃう方を重視しているから、いまの状態なのかなと。

 

(最近のお気に入り、生活の木の「私の30日茶」ハッピーノーズブレンド。花粉症の季節にいいと聞いて買ってみました。13種類もハーブが入った、ノンカフェインティー。マヌカハニーをちょっと入れて飲むとさらにおいしい)

 

 

講師の方がくり返し言ってるのは、人間なんだから不調のとき、病気のときがあって当たり前ということ。
不調が起きない、病気をしない、落ち込みもしない、のが正解だとか、優れた生き方というわけではないんですよね。

 

誰も老いや病から逃れることはできないし、疲れないようにと、やりたいこと、やらずにいられないことを抑えこんでいたら、元気で、幸せでいられるだろうか。


アーユルヴェーダで心身を整えることで、ある程度の予防や、回復力のアップにはつながるのではないかな。セルフケアをしていると体調の変化に敏感になれるので、「これ以上は危険だな」と察知したら休むとか、そんなことをしていくことかなあと思います。

わたしは今、絶賛肌荒れ中……。
アーユルヴェーダ学んでるのに……、と落ち込むこともあります。
でも肌荒れの根源がどこにあるか、なんとなくわかっていて、仕方ないよねと思っています。
肌荒れ程度で済んでよかったとも思っている。

どこかに不調のおきない魔法があるわけじゃない。

治癒を焦ったり、不調がある自分を責めたりしなくて大丈夫。