またか?! という感じで、新しい職場を先週卒業しました。4か月間お世話になりました。
3か月の試用期間を経て、ありがたくも正職員の内定をいただいたのですが、どうしても合わない条件があって辞退することに。1ヵ月だけ延長して、先週で終了。
たった4ヵ月だったのに、送別会をしていただいたり、一緒に働きたかったと言っていただいたり、知り合いの会社に口利きしてくださる方もいたり(求人がなかった)、とてもありがたく、うれしかったです。
辞めると決まると仕事も人間関係もつい手を抜きがちになるので、また会える関係で終わることを目標に、この1ヵ月は過ごしました。本当にそんな風な終わり方ができて、ホッとしています。
転職先は決まってないと言うと、ずいぶん驚かれました。働きながら転職活動する気力体力がなかっただけですが、それだけでなく、やっぱり楽天的だと思う。
先日友人と話していて、仕事がつらかった時に辞めなかった理由として、就職活動がすごく大変だったから、と言っていました。不採用が続いたときのあの不安感が、トラウマのようになっていると。
ああ、それはよくわかるなあ。就活ではないけど、二度とあの思いをしたくないという理由で、行動できないことはわたしにもあります。就活でそういう思いをしてないから、気軽に辞めちゃうんだろうな。
わたしの場合、大学を中退してバックパッカーをした後、ある団体でボランティアを始め、半年後にそこの採用面接を受けて採用されたのが、最初の就職。8年後に退職、半年ぶらぶらした後に最初に応募した団体に採用されて、13年間勤務。体調不良で休職している間、前々から興味のあった団体でボランティアを始め、そこで声をかけていただき、転職。そこを辞める時に、退職の挨拶を外部にしていたら、「うちに来ませんか」と声をかけていただいたのが、先週まで働いていたところです。
確かに、お気楽な人生だ……。
理屈では、50代の就活がどれだけ大変か、よく知っている。次の仕事が見つかるか、また稼げるのか、老後は大丈夫か。そんな不安が激しく襲ってきて、夜中に目が覚めることもあります。
この決断が吉と出るか凶と出るか、いや凶に決まってるでしょ、という囁きは常に聞こえる。内定を辞退するかどうか、一応は悩みました。でもお互いに譲れない条件なのだから、悩んでもしかたがない。
50代で安定した職から離れた人はたくさんいます。その後のシナリオは、人の数だけある。
望まないシナリオにフォーカスして、今から苦しむのも自分の選択。望むシナリオを思い描いて、楽観的に今日を生きるのも自分の選択。
今から苦しめば明るい未来がくるわけでもないなら、今できることをして明るく生きてた方がずっといい。
まだ悩んでるときに、ふとそう気がついた。仕事とは結びついてないですが、やりたいことはあるし、やれる元気もいまはある。とても幸せなことだ。
それが他人からどう見えるか、それを気にするかどうか、は別の話。
時間ができると、旅の虫がうずくのが困ったところです。