灰色で武骨なワルシャワ中央駅周辺から、15分ほども歩くと雰囲気は一変した。

 

現れたのは新世界通り。

いかにもヨーロッパという風情の、クラシカルな建物や装飾のレストランやカフェが両側にびっしり並び、朝9時前の静かなうちから華やぎを醸している。

 

(翌日の雨の日に撮ったので、ちょっと伝わりにくいですが、落ち着いた華やかさの新世界通り)
 

北上すると、クラクフ郊外通りに名を変える。

 

(若きショパンが演奏をしていたという、ヴィジトキ教会)


そこから旧市街まで、ワルシャワ大学やカジミエシュ宮殿、大統領官邸、聖十字架教会などの、優雅で堂々とした巨大な建築物や、コペルニクスなど国民的著名人の像が次々現れる。
これが、共産圏に入る前のポーランドの姿なのか。

 

どの建物も目を見張る美しさで、いちいち足を止めずにいられない。
これじゃ全然先に進まない、と思ったが、すぐ見慣れてしまった。
 

街が起きだすまで、旧市街入り口近くにあるcosta cofeeでのんびり。

 


イタリア発祥のコーヒーチェーン店で、内装もかわいらしく、コーヒーもパンもおいしくて、店員さんもフレンドリー。旅の間、何度かお世話になった。


パリで客死したショパンの心臓が眠る、聖十字架教会。

当時ロシアに支配された故郷に、体は帰ることができなかったが、心臓だけは姉がなんとか連れ帰ったのだという。


教会は第二次世界大戦で破壊され、戦後に再建された。白い壁に黄金の祭壇が美しい。


ここにショパンが眠る。

 

ついに旧市街の入り口。

 

 

明日は世界遺産、ワルシャワ歴史地区をご案内します。