プラハ交響楽団のツアー最終日、サントリーホールでドボジャークを聴いてきました。
ものすごく楽しかった!
音楽に感動できるのは、なんて幸せなことだろう。
 

(サントリーホールも新年らしく華やかでした)
 

演目はチェロ協奏曲と交響曲第9番『新世界より』。どちらもポピュラーで、大好きな曲です。

ドボジャークの音楽は、なんてストレートに心を揺さぶるのでしょうか。
もう簡単に涙がにじみ、簡単に鳥肌がたつ。

若きチェリスト、岡本侑也さんもよかったし、あちこちに散らばめられた木管のソロパートもとても素敵でした。
 

交響曲の第4楽章に突入し、あの「ターラッ。ターラッ。ターラッ、ターラッ、タラタラタラタラ…」が始まると興奮は絶頂へ。壮大かつ感動のクライマックスに向けて泣く準備は整った・・・とそのとき、視線がティンパニストにくぎ付け。

わたしの席はステージ横でほとんど裏側に近く、パーカッション部隊が間近なんです。
彼は大柄の体にスキンヘッドという目立つナリで、めっちゃくちゃノリノリ。叩いてる時も控えてるときもすごく楽しそう。
いま歌ったよね? いま踊ったよね?
ぜったい笑ってるよね??

彼を見てたらうれしくなっちゃって、こっちまでにこにこノリノリになってしまいました。

目立つと言えばもうひとり、ホルンかな、ニット帽被ったように見える女性がいた。

なかなか個性的で、親しみやすい雰囲気の楽団です。
 

アンコールもドボジャークで、スラブ舞曲第15番。「どうだー! おれたちの音楽いいだろー!」って感じで、お祭りのような締めくくり。

短く感じたけど、たっぷり2時間。心から楽しみました。
 

(プラハ交響楽団の本拠地、プラハのスメタナホール。去年訪れました)
 

■プラハ交響楽団
日時:2024年1月14日(日) 19:15
会場:サントリーホール
演目:ドヴォルザーク:
  チェロ協奏曲
  交響曲第9番 「新世界より」

出演

 指揮:トマーシュ・ブラウネル
 チェロ:岡本侑也
 プラハ交響楽団