「デイヴィッド・ホックニー展」を観に、友だちと東京都現代美術館に行ってきました。ホックニーさんは現在86歳。いまも新しい作品を生み続けている、同時代のアーティストです。
 

 

作品は初期から現代までを網羅されていて、どの時代の作品もホックニーらしいと感じるし、作品を見てその時代らしいなと感じたりする。そこに少し懐かしさも伴うのは、同時代を生きてるからでしょうか。

1階展示室のみ撮影可能だったので、ここに載せるのはそのコーナーの作品限定ですが、実際にはとてもバラエティに富んだ作品群と出会えます。

 

どの時代もかっこいいのですが、とりわけ惹かれたのが2011年に発表された油彩画『春の到来』と、ipadで制作された作品の数々でした。



幅10メートルの大作『春の到来』。生命が息吹く迫力が感じられる、好きな作品です。

ipadを使った作品では特に、身近な、日常のなかにある色彩や光の美しさへの視線を強く感じました。

なかには90メートル!を超える作品もありました。この執念。

 

 

ipad作品は描いている工程も見ることができて、絵を描かない自分にとっては魔法のようです。
わたしもipadがあれば描けるかも……ipadほしい……と思ってしまう。ホックニー展のあとでipad買った人、きっと何人かいると思う。わたしはまだ買ってない。

 

(これもipadで制作。描いていく軌跡も見ることができてとても興味深かった。そして美しい)

 

額縁に入れてありがたく拝見する芸術作品、というより、もっと身近な、もっと親しみのある、もっと日常に寄り添った喜びを感じる。だけどすごいんですよね。アートっていろいろでおもしろい。

 

 

↓ロンドンでホックニーのおもしろそうなイベントをやっている! 日本に来ないかしら


 


ホックニー展、東京都現代美術館で11月5日まで。