1日のすごしかた

 

アーユルヴェーダ施設滞在中の1日は、だいたいこのような感じでした。

6:00 朝ヨガ(1時間)
7:30 朝食
8:30 診察、トリートメント(2時間半~3時間)
12:30 ランチ
13:30 のんびり or ツアー or 観光
17:00 夜ヨガ(1時間)
19:00 夕食

(なんのかんの言っても、1日のメインイベントはごはん)


施術の時間帯はまちまちです。合間合間は部屋やプールサイドで読書したり、海辺でぼおっとしたり、昼寝したり。午後は予定が入ることが多く、のんびりしたのは実質2日だけ。結構忙しくしていました。

 

最高の時間 ヨガ

 

毎日、朝6時からと夕方17時からの1時間、プールサイドでヨガがありました。
参加者はいつも5~8人くらい。初心者なのでついていけるか心配でしたが、初歩的なポーズが多く、大丈夫でした。

太陽礼拝のポーズを繰り返しているうちに、空が明るさを増していきます。広い空と木々に包まれて、聞こえるのは波の音と生き物の鳴き声だけ。本当に気持ちがいい。


(東の空を向いて太陽礼拝)


夕方は夕方で、1日の終わりに命の循環のようなものを感じ、敬虔な気持ちにさせられました。
こうして自然を感じながら朝夕ヨガをしていると、心がおだやかになりますね。いつか飽きるのかもしれないけれど、これだけのためにスリランカにきても惜しくないと思うほど、よい時間でした。

 

ハーブガーデン・ツアー

 

「3時からハーブガーデンツアーだからね!」

どこのガーデンに行くのかなーと思ったら、シッダレパの敷地のことでした。敷地内に植生しているハーブをひとつひとつ、においを嗅がせたり、時に木からもいで食べさせてくれたりしながら(これはメンバーが食べたいと言ったから)、効能や使い方を説明してくれました。

 


いつも飲んでる薬のにおいや味がする。いままさに自分たちの体のために使われているものなので、自然の恵みと人の智慧をより強く実感したのでした。

参加者は6~7人だったかな。皆さん熱心に質問しつつ、「後でテストなんてしないでよ。覚えないから」。

 

お寺参拝

 

お庭のツアーのあと、マイクロバスで近くのお寺に連れてってくれました。

 


スリランカでは本当にあちこちに仏像があって、ホテルの入り口だったり、交差点だったり、あそこにもここにも。もっと驚くのが、人々があたりまえにお祈りにきていることです。特定の日だけでなく、日常的なことだそう。見ていると、老若男女問わずお祈りの手順をしっかり身につけ、真剣に祈っていました。その姿は美しいものです。

作法を教えてもらって、わたしたちもお花やお香を捧げました。

 

(小さいですが、みな祈る人)

 

その帰り道、スーパーマーケットに寄ってもらって、みんな大喜び。施設の周辺はなにもないのです。地元のスーパーって楽しいですよね。

 

アーユルヴェーダ工場見学

 

別の日、車で30分くらいのところにあるシッダレパの薬工場へ。案内してくれたマネージャーさんは日本語も堪能で、時々わたしだけのために日本語でも説明してくれました。

 


シッダレパはアーユルヴェーダの老舗で、一般家庭でポピュラーなお薬もいくつも製造しています。そのひとつがハーブやスパイスを使った歯磨き粉。上の写真の右側は、歯磨き粉をつくっているところ。真ん中の写真は広告を載せた車。

後日セラピストさんに「あなたも使っているか」と聞くと、「もちろんよ」と白く輝く歯を見せてくれました。

この後、シッダレパのショップに連れてってもらい、みんなで爆買い。

プチツアーも楽しいし、この時間のおかげでほかの滞在客と親しくなれたのもよかったですね。ドイツ人、オランダ人、フランス人、在外のスリランカ人。みんな長期滞在。つかず離れずの距離感で、心地いい人間関係でした。