アーユルヴェーダ食

 

シッダレパ アーユルヴェーダ ヘルス リゾートは、3食付きです。
3食ともビュッフェで、アーユルヴェーダの考えに則ったメニューが基本的に提供されています。

(席は部屋ごとに決まっていて、いつも同じ。ウェイターさんたちが小まめにまわってくれて、サービスも心地よいです。レストランの向こうはインド洋)

 

ビュッフェには毎回、スープ1種類に、主食とメイン(カレー)、副菜、付け合わせ、野菜サラダ、果物、が日替わりでそれぞれ何種類も並んでいました。スリランカの伝統料理が中心、と思う。


(メイン料理が並んでるところを撮り忘れました。。。果物コーナーとサラダコーナー)


食材のほとんどがお野菜で、魚と卵はたまに入っているくらい、お肉はあったのかな。スパイスとハーブをふんだんに使っています。ココナッツを使ったものも多いです。むちゃむちゃ辛くて有名なスリランカごはんですが、ここのはたまに辛いけど、ほとんどが辛くないので、ほっとしました。

 


おいしい。と同時に、とても軽い、と感じました。
油も少な目なのでしょうけれど、それだけが理由ではなさそう。軽いと言っても物足りなさは全然ありません。とても満足感があります。体に余計なものが一切ない感じ、でしょうか。

どれもおいしいので、毎回ちょっとずつ何種類もお皿に盛ってしまった。この一皿にも10種類くらい盛ってます。

 

アーユルヴェーダでは、食事についても様々な教えがあります。たとえば、新鮮な素材を、作りたてでいただくこと、6つの味(甘味・酸味・塩味・辛味・苦味・渋味)を摂ること、などなど。それに則って用意されてるのかなと思います。

 

食事指導

 

2日目の診察の後、ドクターから食事指導がありました。アーユルヴェーダでは人それぞれ、体質や体調によってとるべき食事は違ってきます。避けた方がいいもの、控えた方がいいもの、摂ってもよいもの、ビュッフェでの朝・昼・夜の料理の選び方、などなど。わたしの場合、辛いものや揚げ物は避けた方がいいらしい。

 


(緑のスープはコラキャンダという、青菜とココナッツミルクのお粥。ほのかな甘みがやみつきになりました。添えられてるのはジャグリーというヤシの蜜でできたお砂糖です。こんもりした赤いごはんは、赤米をココナッツミルクで炊いたmilk rice、その右はロティというココナッツ入り全粒粉パン。こう見ると、朝は甘いものが多いですね。フレッシュ・フルーツ・ジュースは朝だけ。この日はスイカジュース)

 

とはいえ、強調されたのは、なんでも食べ過ぎないこと。この食材は体質に合うけど、だからって食べ過ぎてはだめよ!と。


昼と夜のデザートにはフレッシュ・フルーツを推奨されました。なので毎回喜んで必ず。よく並んでいたのがスイカ、マンゴー、パパイヤ、バナナ、グアバ、パッションフルーツ、あたり。名前違ってるかもしれません。

(団体客がいた2晩は、コックさんが目の前でドーサやチャパティを焼いてくれるというアトラクションも)

 

指導を念頭におきつつ、食べたいものを食べたいだけ食べておりました。

 

たまにビュッフェの一部が食パン、チーズ、エトセトラ、みたいなごく一般的なものが並ぶこともありました。長期逗留だとたまにはうれしいかもしれませんね。わたしは短期なのでまったく飽きず、ほかのものを食べたい・飲みたいと思うことは一切ありませんでしたが、長く滞在してる人たちの話を聞くと、たばこを吸いたい! お酒が飲みたい! スイーツ食べたい! となって、遠足などで外に出た時にスーパーで買いこんだり、外食したりする人はいるみたい。


(ここの猫は、かなり強硬に食事を要求する。渾身の力で足にアタックしてきたり、いすにつかまり立ちしてにらんできたり)

 

写真をさっと撮ったら、あとは食べることに集中。開放的な場所で、スマホを見たり本を読んだりもせず、波の音だけを背景に、のんびりいただく。手持ち無沙汰に感じたことは一度もありません。それがとりわけ大事で、でも普段は難しいこと。