ちょうど1ヵ月前、美塾さんの体験メイクレッスンを受けました。
ドラッグストアで適当に買ったチープなコスメが揃って切れてきたので、買う前の参考にしようと思いまして。
美塾を選んだのは、知り合いが受講して、とっても素敵になっていくのを見ていたからです。
体験レッスンは2時間で、この日はマンツーマン。
内容は、想像とはかなり違いました。
ひととおり説明があった後、鏡を渡され、自分のチャームポイントを挙げるように言われました。驚くべきかどうか、いくら考えてもひとっつも出てこない。
「特徴なら言えますが……」
それどころか、シワ・シミ・たるみがいつも以上に目立って、やだなこの顔、と思っていたところ。
そういう意識の持ち方を、まず指摘されました。
もう何十年も、鏡を見るたびにこうしてイヤなところにばかり着目して、ここがイヤだな、ブスだな、こうじゃなければいいのにな、と自分に言い続けてきたことに気がつきました。
メイクをするときも、ここを隠さないと/変えないと、見せられたもんじゃないよ、あんた、と。
会うたびに人の顔の粗探しして、そこがみっともない、ここを隠せ、なんて言う人がいたら、相当イヤじゃないですか? 1日に何回も、毎日毎日。このままの自分はみっともないんだ、恥ずかしいんだ、と思ってしまいます。
すごい呪いだ。そんな呪いを自分にかけてたなんて。
それに気がついて驚愕しました。
後半は少しだけメイクの実践。ファンデーションの塗り方が衝撃でした。
本講座では自分に必要なコスメの種類や色の選び方、使い方をしっかり学べるようですが、体験レッスンでは、その土台になる考え方、視点を伝えることに主眼が置かれていました。
わたしの受け取り方では、土台というのは「自分を愛すること」です。
(わが家の洗面室。スキンケアの工程そのものは相も変わらず、お手頃なものでシンプルなまま)
それからというもの、スキンケアはエステティシャンが最高に大事なお客さまに施術しているイメージで、メイクはメイクアップアーティストが大好きな人を輝かせようと意気込んでるイメージで、やるようにしてみました。
お気に入りの美容家さんにでもなったつもりで、「あら~今日はいちだんと素敵ね~。チャームポイントの目元、強調しちゃうわよ~」とかなんとかやるわけですね。
クレンジングのときは優しくおだやかな声で「お客様、メイクを落としてまいりますね」とそーっと、丁寧に。
よく、顔をこするなとか引っ張るなとか言いますが、知っててもやっちゃう。それが、このイメージングをするとできるんですよ。
その結果!
なんとなーくシミが薄くなった気がします。毛穴もすこーし締まったような。
気がする。気のせいか?
でも変わったと思う。変わったの。変わったのよ。
なにごとも、土台となる精神が大事なのです。