『憧憬の地 ブルターニュ
―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷』
@国立西洋美術館


GW直前の平日に行きました。意外に混んでなくて、じっくり見れました。
19世紀後半から20世紀初頭の、日本を含むフランス国内外から訪れた画家が見たブルターニュ。
画家によって画風はもちろんですが、切り取り方、視点の違いがおもしろいですね。

風光明媚というよりは畏れを抱かせるような大自然だったり、素朴な人々の暮らしや風習だったり、多くの画家が憧れ、いまも人気の土地であるのがうなづけます。

一方で、水難事故で亡くなった青年を描いた作品など見ると、この自然が美しく豊かであるだけでないことがわかります。作者のシャルル・コッテさんはもう1枚ありましたが、こういう暗い中の美に惹かれる人なんでしょうか。

すばらしい作品の数々が、多くが国内美術館感から集められていたのに今さらながら驚きました。
常設展も堪能、ついでに併設のレストランでオムライスも堪能。