30数年前にめちゃくちゃ好きだった映画、『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』がAmazon Primeで100円になっていて、大興奮で鑑賞。たまに検索してましたが、いつも見れなかったのです。


 


レニングラード・カウボーイズという、超絶リーゼントととんがり靴がトレードマークのバンドが、成功を夢見る独裁的マネージャーに引き連れられて、どこかのツンドラ地帯からアメリカ、そしてメキシコを目指すロード・ムービー。シュールなコメディというんでしょうか。ジム・ジャームッシュがカメオ出演しています。

監督はフィンランドのアキ・カウリスマキ。この作品でドはまりし、そこから「労働者3部作」「敗者3部作」と、長らく見続けていました。

彼の作品でもっとも好きなのは、『過去のない男』。
”敗者3部作”と呼ばれる、社会の底辺にうごめく男女の物語です。これは何年かに1度は観ている。

 

 

 

劇中の音楽がまたよくて、とりわけ初老の女性が歌う『思い出のモンレポ公園』という曲が、渋い味わいでたまらない。彼女は実際にフィンランドの国民的歌手だそうで、凄みがあります。

こんな風に歳を取って、こんな歌を歌ってみたいものだ。


兄のミカ・カウリスマキも映画監督で、最近の『世界で一番しあわせな食堂』はフィンランドの自然と料理シーンを楽しめる、ほんわかする作品でした。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B099P3VZ1X/ref=atv_dp_share_cu_r