昨夜は教会でのこちらの演奏会へ↓
シリーズ ルネサンス音楽の名曲
パレストリーナ 教皇マルチェルスのミサ
~グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーによるミサ形式の演奏会~
会場:カトリック関口教会 東京カテドラル聖マリア大聖堂
長い! 団体名もタイトルも会場名も、みんな長い!
教会で聴く中世の教会音楽です。「パレストリーナ」は作曲家の名前。
演奏会の詳細はカペラのHPでどうぞ。
楽器伴奏はなく、曲により6人または8人という小さな合唱ですが、それぞれの音と言葉が複雑に重なり合い、通常のホールよりも長い残響とも相まって、大勢に囲まれているよう。そして高く尖った天井から光が注ぎ、彼らの祈りが天に昇っていくように感じられます。(教会内が撮影禁止で残念)
全20曲のなかの福音書朗読のパートなどは、ひとりが祭壇に向かって(客席に背を向けて)福音書を読むとも歌うともなく唱え、だんだんと他の歌い手の声が重なっていく。中世の時代、こんな風にミサが行われてたのかしら。
有名な建築家、丹下健三の設計による大聖堂
アンサンブルは本当に美しい。クリスチャンではないですが、教会音楽や宗教曲は昔からとても好きで、自分も一員となってあんな音楽を奏でてみたいと憧れます。
教会の残響なども計算して作られた音楽だから、会場を教会にしているとのこと。確かに信仰心はなくとも、とても神聖な気持ちに包まれます。時々、こんな静謐な時間を持てるとよいですね。
一方で演奏前の音楽監督の花井哲郎さんによる楽曲解説は、残響が長くて聞き取りにくかった笑 司教の説教はちゃんと聞き取れるのかしら? 気になる。
ただ花井さんはとても楽しそうに話されていて、心からこの音楽を愛してることが伝わってきて、難しい話でしたが聞いておいてよかったです。
りっぱなパイプオルガンもあり、教会の敷地も見どころがたくさんなので、またゆっくり来たいです。
で、その後は向かいの椿山荘で食事と宿泊、なんて理想ですな。