インテリアではたくさん失敗している、と話したら驚かれたことに驚きました。失敗というか、迷走。
自分で厳選したモノだけに囲まれて、すっきり暮らしているように見えるんだそうです。
その失敗を知りたいと言っていただいたので、語ってみようと思います。

7年前に離婚して、今はひとり暮らし。

 


この写真は、マンションから越してきた当日。

 

これは翌朝。
これを見ると、今でもあの時の解放感に満ち溢れた清々しさが甦ります。いつでもどこか飛んでいけるんだ、というような。それまでも何かを我慢していたつもりはなかったのに、不思議なものです。

家を出る時、共同で使っていたものはすべて置いてきたので、照明も冷蔵庫もテーブルも、包丁やまな板も、塩こしょううもない(でもワイングラスはある)。
小さい1Kにおさまるよう、モノは相当処分。
それからちょっとずつ、必要なものを揃えてきました。

結婚前のひとり暮らし時代は、アルバイトしては旅に出る、という生活で、かつかつでした。フロなし・和式トイレの古いアパート、洗濯はコインランドリー、家電も服ももらい物ばっかり。それはそれで気に入っていましたが。

それが今や、多くはなくてもじゅうぶんなお給料をいただいて、貯金も少しはあって、ちゃんとバス・トイレ付きの部屋を借りられるし、必要なモノはちゅうちょなく買えるではないか!

すごい。自分にこんなことができるなんて。
わーすごい。と自分に感心する毎日。

実を言えば当時は仕事も辞めたかった。でも離婚するためにも仕事はやめないことにした。やりたかった仕事じゃないか、生活を支えるためにもこれからもがんばって働いていこう! と思ったのでした。

なのに。
その4年後、更年期のうつもあり、なんのあてもなく休職、退職することになるのですね。

安定した人生設計は総崩れ。

 

余談ばっかりで全然話が進みません。
またつづきを書きます。