今日は3か月ごとのレディスクリニックの通院日でした。
去年のはじめ、様子がおかしいと心配した女性上司に紹介され、文字どおりかけこんだクリニックです。

この3か月間の血液検査の結果や、今の体調を伝え、一緒に方針を考えて、わからない点を確認して、納得できたら終わり。戦略会議のような時間です。

軽快な気分でクリニックを後にしながら、こんなやりとりができるまで一年半かかったな、としみじみしました。

とても有名な先生らしく、医師としての腕も人間性も、評価されている方。最初の診察ではわたしにとっても救い主のように見えたものの、それ以降は不信や、うらめしさや、憎しみに近いような感情まで覚えたことがありました。

休職できたのはいいけど、気持ちも体も少しもラクにならない。不安でいっぱいなのに、先生はわかってくれない。成功者のあなたに何がわかるのよ。この人の処方する薬を飲んだって、よくなるはずない。

通院の日は、華やかな街を歩きながら、街ゆく人たちのような楽しみも可能性もぜんぶ失っちゃったんだ、という気分に襲われて、つらくなるばかりでした。


@mauro-mora

信頼するようになったのは、あるとき薬が効いたからです。
安定した精神でふり返れば、先生の言動は常にまっとうな、こちらに寄り添ったものでした。わたしの不信感いっぱいの言葉や態度にゆるぐこともなく。さすがです。

しんどくなったら、また疑ってしまうのかもしれません。それはメンタルのなせるわざ。自分の調子のバロメーターと思っておきましょう。