しばらく前、自分のコーチングがもどかしくてもどかしくて、「コーチ養成ギブスをはめたい!!」と嘆いていました。
このもどかしさに言葉を与えられたと感じたのが、「学習の5段階レベル」という考え方です。たまたま見た鴨頭嘉人さんの動画で解説していて、これだ!と思いました。(それはともかく、鴨頭さんておもしろい方ですね)
どんな段階かというと、
1.無意識的無能(知らないしできない)
2.意識的無能(知っていてもできない)
3.意識的有能(考えるとできる)
4.無意識的有能(考えなくてもできる)
5.無意識的有能に意識的有能(どこからでも教えることができる)
鴨頭さんは、いちばんつらい、苦しい段階は「2.意識的無能」だと言います。新しいことを学びはじめるとまずここに来る。わかってるけど、できない。そうですよね。学んだのに、やろうとしてるのに、できない。できてないことだけはよくわかる。ああ、もどかしい。
@ elisa_ventur
1と5はラク。鴨頭さんは「5」にいるからラクだし楽しいと言っいます。神通無碍、無碍自在という境地でしょうか。
「有能」になれば結果は出てくる段階。学んでる最中は2・3あたりを行ったり来たり。
プロは5。
今日でセッションは80回になりました。
「ギブスはめてくれ!」と叫んでいたころは、2がドカっと襲ってきた時期ですね。コーチングは奥深く、知らないしできないという世界が彼方まで広がっています。とうぶん、1→2「ギブスはめたい!」が続くのでしょう。
学んだひとつひとつを、2から3へ、3から4へと引き上げていくのが練習なんだなと腑に落ちました。
■学習の5段階レベル